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大江戸幕末蓮浪漫  作者: oRENGE
3/3

相方はお洒落番長

前回は、小説の投稿のしかたが分からなくてかなりテンパってましたが、今回は大丈夫です(誰得情報!?)

さぁて、ドキドキのオデート(違う)

いってらー!

知っての通り、僕の相方の沖田はお洒落番長だ。

寝巻も、なんか派手だし。

出会ったばかりの頃も、あの大勢の中でかなり目立っていたと思う。

僕は朝ご飯の食堂でため息をついた。

「どしたの?蓮ちゃん?あ、もしかして食欲無い??」

優しく微笑むこの美男子は山崎丞。

白い肌とパッチリした目、金色の髪はツヤツヤだ。

流石三大美男子の一人。

新選組には、三大美男子と言う存在が居るらしくて、この時代では中高生の間で話題だ。

土方歳三、藤堂平助に並ぶ、山崎丞。

沖田は三大美男子に入りたくて頑張ってるらしい(無理だ。お洒落の面では沖田は勝ってるけど)

「あ、蓮ちゃん、もしかしてこの時代の食べ物、口に会わない?」

いえ、そう言うわけではないんです・・・。

僕は、目の前にあるパン?を頬張る。

上に乗ってるバターと言うものが良い感じに染み出てくる。

「山崎?山崎は服何着持ってんの?」

パンの味をかみしめながら僕は訪ねた。

山崎は、優雅に珈琲を飲みながら

「うーん・・・服にはあんまり興味はないけど、最低でも10着は持ってるかな?」

僕は動きを止めた。

「10着・・・」

今日、起床後の出来事を語ろう。

蓮は起きた後、食堂に行くために着替えなければいけない。

今日の日付は4月12日。つまり、二番隊が出動する日なのだ。(どういうシステム化は後日ちゃんと説明します。)なので、一番隊監査の職に就いた蓮は今日は非番=私服を着なければいけない・・・

しかーし!!蓮が持ってる私服は、初めてここに来た時のボロい軍服しかない=私服を持っていないってことになる。

なので、蓮は今日は嫌でも制服を着ざるを得なかった。

「なるほどね・・・。」

山崎は頷いた。

「確かに、蓮はここに来て初めて朝食を食べている。うんうん。そりゃ服は持ってないね。」

そう言って山崎は嬉しそうに笑った

「いい機会じゃん、沖田隊長と服買いに行っておいでよ。ここは渋谷、服なんて沢山あるさ!」

ふへー・・・そうなんだ。

すると、丁度そこに沖田が現れた

「なになにー?お買い物―?俺と行くのー?デート??」

は?

沖田は、売れしそうにニヤリと笑った。

「マルキュー行っちゃう?」

まる・・・?きゅー???


着いたのは、スクランブル交差点の向こうにデデーン!と構えた包みたいな建物だった。

「はわわわわわわ・・・なんじゃこりゃ・・・」

入り口には大画面が待ち構えていて、楽しそうな音楽を流してる。

「蓮は、どんなの似合うかなー?ロリータ?うーん違うな。蓮にはガーリーなのは似合わないな。」

沖田はブツブツと一人事を言いながら建物の中に入った。


動く階段(えすかれーたーって言うらしい。)に乗りながら、僕は見たことの無い世界を眺めて居た。

キラキラ光る物、派手な色、金色銀色。

不思議な香りと、「らっしゃせー」と店員が叫ぶ声。

(・・・なんだ、少し見た目が変わっただけで活気はあまり昔の時代と変わらないじゃん)

少し微笑ましくなってると、沖田は僕の腕を掴んできた。

「蓮、今日はマネキンになってもらうよ。」


「・・・ど・・・どうかな・・・?」

試着室から出ると、沖田は歓声を上げた

「いい!!めっちゃいいよ!!」

僕は、姿見を見た。

髪はハーフアップにして、トップスは右側が黒で左側が水色のダボっとしたジャケットアウター、ズボンは横に赤い線が入った黒いヒップホップ風。靴はハイカットのスニーカー。

「蓮はやっぱり、ポップ系が似合う!俺の目に狂いはない!!」

沖田は勝ち誇ったように笑った。


「・・・動きやすい・・・」

帰り、服に少し違和感を感じていたけど直ぐになれた。

むしろ、着物より動きやすい。

「草履とか下駄だと、走りにくかったけど、この・・・えっと・・・。スニーカー?すっごく動きやすい!!寝巻?ジャージ?買ったし、今日はよく眠れるかなー♪」

嬉しそうにする僕を見て沖田は言った。

「俺はね、この時代の服に惚れたんだ。」

急に真面目な顔になった沖田。

沖田は続ける。

「動きやすいし、組み合わせも自由自在だ。何通りもあるし。それに変幻自在だ。無限の可能性のあるこの、洋服と言う物存在に驚かされたし、感動もした。個性もちゃんと現れる。俺は・・・服が好きなんだ。」

そう言って、沖田はマルキューを振り向いて見つめた。

「俺ね、モデルになりたいんだ。」

モデル・・・どういう存在なのかは僕はまだ知らない。

でも、服関係ということはよくわかった。

「頑張れよ。」

「おう。」

一体僕らは何時間買い物をしたのだろうか。

日が傾き始めた空は、明るく未来を照らしている気がした。

へぇ、マルキューで服買うとか本当に憧れですよねぇ・・・

僕は。可愛い系の服ではなく、かっこいい系を好んで着ますね、ハイ。

因みに、山崎さんはイケメンです。(は?)


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