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復仇者達は黒き月を見て嗤う~Ultor Risus~  作者: 兎狩 禮
1章 復仇の始まり~Ulciscere, foetus motus est
7/8

6話 女神の過去

今回は女神視点です。



3000年前まで、私はこの世界の主神6柱の一人、夜と海と慈愛の女神として名を馳せていたわ。



そしてちょうどその時は創造神たる我が父、第一柱でもある、創造と天空の神、エラリオン様が寝所で殺されて2000年が経って、6柱を入れ替える『神審の儀』があったの。




まあ、入れ替えるといっても大概は余程のことがない限り、そのままの状態で続けられたのだけれど、その年はそうはいかなかったの。




その時、新しく第一柱として入る予定だった神、第二柱 詩と月と美徳の女神キュラリアスが()()()()()()()()()()






しかも、今度は寝所ではなく天界随一且つ唯一の神殿、ケリオール神殿の前で神罰プラガを食らって死んでいたの。




......あ、神罰(プラガ)っていうのは6柱のみ扱うことができる魔法のことね。これは相手の時間を停止させて輪廻の輪に戻すっていう効果を持つのだけれど、元々輪廻の輪に入っていない彼女は戻る場所がなくて死んでしまったの。



そして真っ先に疑われた、というかそうとしか疑いようがなかったのは残りの4柱......第三柱、武と正義の神 クリアウス。第四柱、規律と音楽の女神 ミリーアス。第五柱、太陽と戦略の神 ウェリアーカン。そして私ね。





キュラリアスは親友だったわ。




だからこそ私は犯人であるはずがなかった。





そして、その四人は審判にかけられたの。




公正に調べられ犯人がわかるはずだった。











......結果は見ての通り私が犯人扱いされたわ。




当然、身に覚えもなければ動機もない。




人々は懐疑と憎悪の目でこちらを睨んでいたわ。




それに拍車をかけたのはウェリアーカンの一言だった。




「彼女は残忍かつ狡猾な女神だ、なにせ神を二人も殺したのだからな!!!」




声高々と宣言されたその言葉は審議会に有罪判決を出される免罪符となってしまったわ。





結果として私は神の座を下ろされこの牢に閉じ込められることになった。





私が?なぜ?いや、まずどうして彼はそのような嘘を......そこまで考えて見てしまった。



審議会と住人が怒号を交わす中、黒い笑みを浮かべた太陽神(ウェリアーカン)審議長(レーリン)の姿を。








許せなかった。



だから私は慈愛の権能を発動させ、罪を自白させようとした。




しかし、それは叶わない。



レーリンによって権能が盗られてしまったの。





そして私は失意のなか此処まで転送されてしまったの。




最初は無力感に苛まれていた。けれど時が経つにつれ、それは憎悪へと形を変え、それは復讐の炎になり、私は復讐神になったの―――――――



あの二人を地に墜とすために..........

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