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世界修復活動記録  作者: 仁丹
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来るはずのない客

やはりノックの音だ。誰だ?生き残りがいたとは考えにくい。ならば救助隊か?

九分九厘ないな。警察署も消防署もそこ以外のそれっぽいところも全て無人だった。

「…これが鬼が出るか蛇が出るかってやつなのか」

ここは覚悟を決めるしかないようだ

「ど、どちらさまですか…?」

返事は素早かった。

「生きてますか!ここを開けてください!」

だめだ。誰なのかさっぱりわからん。ええい、こうなったらやけだ

「は、はーい」

ガチャリ

目の前に立っていたのは美少女と美幼女だった。

「良かった!第一生存者ですよ!」

町人じゃないんだから

「えっと…誰?」

「あっ すいません 私はブレトン国から参りました エユレアですてで、こっちがティアーナです」

ブレトン国?聞かない国だ。そんな国もあるのか

「あなた方は何者ですか?」

「はい。私達はこの世界を直しに来ました」

直す?こいつらは何を言っているんだ?

「…この人混乱してるよ」

おっと、美幼女、もといティアーナが初めて口を開いた声もちゃんと幼いな…可愛い。次からちゃん付けで呼ぼう

「本当だ!どうしましょう…」

「はぁ…最初から説明してあげて」

「そうですね ありがとうございます」

どうやらティアーナちゃんのほうがしっかりしているらしい

「じゃあ、改ためてご説明します。あなたはこの世界が異世界と交流をもっていたってことは知っていますか?」

は?

「ふふっ、その顔じゃ知らないようですね。

無理もありません。その交流を知っていたのは、ほんのごく一部の人達だけでしたから。

でも、この交流はかなり昔から続いていて、いろんなことをしていました」

「例えば?」

「えっと、昔は飢饉が起きたときに天候を少し操って作物がよく育つようにしたりとか、妖怪退治なんかもやっていたと聞きます」

「妖怪ねぇ…」

「…ただの噂ですけどね。あくまで言い伝えですのであまり信じていない人のほうが多いですね。今は自然災害時なんかに人命救助などをしています」

なるほどなるほど

「これで、何をしていたかは大体わかりましたか?で、ですね、なんであなたの家に入ってきたかというと、まぁ、大体想像がつくと思いますが、こっちの世界の人達が皆消えていたからです」

それは知ってる

「半年に一回情報交換をしているんですが、誰も来ないのでこっちから見にいったらこうなっていたんです。

慌てて人数かき集めて生存者を探しに行き、ここにたどり着いたというわけです。わかりました?」

こいつら馬鹿にしているのか?

「あのなぁ、俺は一年間一人だったの。で、やっと人が来たと思ったら異世界?そんなんで騙せるとでも思ってんの?無理無理 水と食料はやるから帰ってくれ」

ちょっと強気に出てみた

「この人信用してない…」

「え!?それは困ります…どうすれば…」

こいつらまだからかおうとしてるのか、いい加減にしてほしい

「あのなぁ…」

「そうだ!ティアーナ、いつもの」

「はい、エユレアさま」

「おい!人の話を」

瞬間、靴箱の上半分がえぐられ後方に吹っ飛んでいった。振り返るとえぐられた上半分は、なぜか炎に包まれメラメラと音をたてていた

「これで、わかった?」

ティアーナちゃんが右手を前に突き出し、いかにも「私が魔法使いましたよ」といわんばかりのオーラを発していた

「わかった、わかった」

「そう」

もう一度振り返ると火は消えていた

「上がらしてもらいましょう、立ち話もなんですし。ね、エユレアさま」

「そうだけど、やりすぎよ。ちゃんと直せるの?」

「はい、直せます」

「よかった、ならいいわ」

よくないよ

「えっと…上がらせてもらってもいいですか?」

断ったら殺されるやつだな。ここは満面の笑みで

「どうぞ お茶とかいります?お菓子もありますよ、ハハハ…」

にこにこ

「お菓子…!」

ん?ティアーナちゃんはお菓子が好きなのか しまったお菓子なんてあったっけ。緊張のあまりついでまかせを言ってしまった

「ありがとうございます。では、おじゃまします」

まずはリビングに連れて行く、掃除はしていたつもりだが改めて見ると汚い。まぁ座れる場所がないわけでもない

「えっと…はい」

適当な椅子に座らせ机もだす。

「では この世界を、地球を直す計画についてお話させていただきます」

そんな話もあったな。でもだめだエウレアさんはどうも話しの順序を省く癖がある。あぁ、やっぱり意味がわからん。

「協力してくれますか?」

あぁもう、またティアーナちゃんが魔法使いますよオーラだしてきてるよ。ちがうな、お菓子早くよこせオーラだな。出すからちょっとまっててよ

とりあえず返事だ。イエスかはいのどっちかしか選択肢ないじゃん

「…はい…しますよ…」

あぁ不運だ。あーこういう時なんて言うんだったっけ

思い出した

「ラッキー…俺ってついてる…」



どうでしょうか。まだまだなれないこともあるので良かったらミスとか訂正したほうがいい場所なんかも教えて欲しいです。

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