表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
時戻り  作者: 河埜和茂
一章「ハジマリ」
1/29

─1─

死にたい。


何度目の死の覚悟だろうか。



否、実際は死にたいと言った所で、ならば、此処で死ねと言われても死を選べないだろう。


ただ自分が不幸だと、

世界中見渡して一番の不幸は俺だと、


誰に認めて欲しいわけじゃない。


ただ、ただ、そんな自分は悲劇の主人公だと考えたいだけなのだ。



甘い考え、



その不幸への選択をしたのは自分自身でありながら、自分自身へ理由付ける様に俺はそう思い込んでいた。



皆は幸せだ。


俺の様に不幸じゃないと。


だけど、


いつか俺だって物語の主人公の様に凄い奴になんて、頭の隅で考えていた。



──…オレニハサイノウガアルンダ。


──…イマハフコウダケド。


──…イツカカナラズ──

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ