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得手不得手  作者: ゆう
結構と大変なようです
12/16

サラダと公園と禁止

前後編に分かれてないですが短いです

新章突入です!

ですがいつもどおりグダグダ感に溢れています

手抜きになってきてるなんてそんなあああああああああああああああああああああああああああ

 最近何だか可笑しい。そわそわして落ち着かないのだ。それもそう、あの地盤沈下事件以来また何もないからだ。

 ラフレシア事件からの一連の事件は、恐らく同じ意図が絡んで起こされた事件ではないか。あの最新の事件の時に皆でそう結論付けたのだ。

 勿論それは、私たちがサラさんに出会う切っ掛けとなった図書館、更にそこに行くことになった理由に繋がる。

「なあ、マコっちゃん」

 真剣な声音で晴麻が言う。考えていた事が事の為、何かあったのかと思ってしまうのも仕方がないだろう。

「どうした。何かあったのか」

「いやな、ついつい安くてレタス買い過ぎてもうたからサラダでも食いに来うへん?」

 だから何だと言うのか。レタスに罪はないが、勝手に腐らせて捨てれば良いだろう。こんな時にサラダを食べに来ないかなんて。

 そもそも何故サラダだけなのだ。いっそ奢れよ、等と一息に捲し立てそうになって深呼吸をした。

「チョイスが微妙だな」

 我ながらツッコミを入れる所がずれている気がする。それこそ微妙に。

「白菜とかキャベツとかも買い過ぎてもうたんやけど」

「何で葉物ばっかりなんだよ」

「せやかてそう言う事やからや」

 晴麻が笑って言うのを見て、ゲンナリしつつも殴りたくなった。特に理由はないけれど。



「と、言う事で」

 誰にともなくポツリと呟く。私たちがいる場所は森だ。正確に言うと森ではなくただの公園なのだが。

 確かこの公園では何年か前に植樹イベントをしてはいた記憶があるが、木なんてそんな何年で伸びるだろうか? いや、そんなことある筈がない。

 じゃあ、この目の前に広がる景色は何なのだろうか。そう混乱する気持ちが私と晴麻を包む。そんな二人を見る他も可笑しいと思っているようだった。

「ここってジャングルみたいと言うのを売りにしている公園なのかな?」

 サラさんの言葉に緩く頭を降る事しか出来ない。いや、実際はただの木が少し多いだけのだだっ広い公園である。

 私たちの徒歩の行動範囲に次のステージとも言えるような所があったのは予想外であった。楽ではあるが。

「ありえへん成長ぶりやな」

「ってことは植物?」

 晴麻と会話していると、サラさんがポツリと何かを呟いた。かずくん、と言っていた気がする。

「あれ、焔くん? それにカザくんたちも」

 すると、何処からともなく声が聞こえてきた。だが、辺りを見渡しても私たち以外の人影は見えない。皆がキョロキョロとする中、サラさんだけがいち早く何かに気が付いたように何処かを見上げた。

「カズくん……」



 青年が木の枝に腰掛けていた。リクさんと同じかそれより少しだけ年下くらいに見える彼は、困ったように笑っていた。

 また、精れいなのだろう。彼の周りの木は一際異常な速度で発育を続けていた。

「ごめんねぇ、今降りるよ」

 数メートルはあろうかと言う高さを気にせずに彼はそのまま飛び降りる。俺と真人が驚愕してそれを見るが、他は特に心配した風もなく。

 地面に着く前に草が生え、彼はそこに危気なく着地した。

「力が暴走しちゃったみたいなのだよねぇ。何かに引っ張られた気がしたのだけど」

 そこで俺たちに気が付いたように青年がこちらを見た。取り敢えず頭を下げれば、彼も同じように頭を下げた。

「サラさんたちと一緒にいるって事はそう言う事なのだよねぇ。僕は木の精れい。数樹(あまき)って呼んでぇ」

 よろしくと手を差し出した数樹さんに真人、俺と順に握手する。

「マコくんにハルくん」

 どうせそんなのだろうと思った。

「木は後で僕が何とか出来るから取り敢えずサラさんか焔くんよろしくねぇ」

 指名された二人が心得たとばかりに頷く。そこから焔くんが一歩数樹さんに近付いた。

 彼がそっと目を閉じれば、数樹さんの体が揺らいで直ぐに周囲の木の成長が止まる。そして、徐々に小さくなっていく。

「うん。ありがとねぇ」

 目を開けた焔くんの頭を子供のそれみたいに撫でる数樹さんが急にこちらの方を向いた。正確には真人の方だが。

「マコくんは魔法を使わない方が良いと思うよ。水は連鎖性の力が多いのだけど、マコくんは最近使い始めたせいでまだ慣れてないのだよねぇ?」

 それに同調するように頷いて口を開いのはリクさん。何かを思い出したようだった。

「そうか、この間何か引っ張られるように俺も力が暴走したのだよな」

「せやかて、その後力取られた言う事ですか」

「ああ。そうだ」

 真人の方を見れば、申し訳ないようなどうしたら良いのか決め倦ねているような複雑な顔をしていた。

 取り敢えず、俺たちはどうせこの中の誰かと行動を共にする事になるのだし、俺も腕に覚えがない訳ではないしと言う事で真人の魔力使用禁止が決まった。暫定的ではあるが、どんな者たちが関わっているか分からないと言う事で用心に越したことはないだろうと言う事だった。

気が付いたが男ばかりでないか……

そう嘆く真人と晴麻であったが、そんな彼らに新たな出会いが?!

次回、乞うご期待です(上は嘘です

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