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6話〜女体化男子ちゃん初の学園祭(準備編)〜

私の名前は舞冬……女の子っぽい名前だからずっと好きじゃなかったけど……今とてもこの名前で良かったって思えてる

というのも私が女の子になってしまったから

数日前に風邪を引いて処方された薬を飲んだら、急に身体がぼっと火照ったと思ったら女の子になっていた

私、これからどうなるんだろう……

ー学園祭まであと3週間ー


私たちのクラスは執事メイド喫茶をやることになった

その準備として、メイド役の私、こころ、かすみちゃんの3人と調理担当数名と家庭科調理室に来ていた

男子は下手っぴだからやらせない


かすみ「よぉーし!ふわふわパンケーキ作るぞぉ〜!」

全員「おぉ〜!!」

かすみ「じゃあまずは〜、ボールに卵と牛乳を入れてよく混ぜてね〜」


かすみちゃんの指示にみんな真剣に取り組んでいる

私もお菓子作りにはすごい興味が出てきてたからこの時間はすごい楽しみだった


かすみ「そしたら次に、パンケーキミックスを入れて軽く20回くらい混ぜてね〜」

舞冬「え、それくらい混ぜるだけでいいの…?」

かすみ「少しダマが残るくらいがふっくらするからそのくらいでいいよ〜」

こころ「へぇ〜、かすみちゃんなんでも知ってるのね〜」

かすみ「全部お母さんの受け売りだけどね〜」

こころ「かすみちゃんのお母さんってお菓子作りとか上手い人なの…?」

かすみ「あれ?言ってなかったっけ?私のお母さん、喫茶店やってるんだ」

こころ「え……かすみちゃんのお母さんって喫茶店やってるの!?」

舞冬「あれ?こころ知らなかったの?」

こころ「え、舞冬あんた知ってたの?」

舞冬「うん、少し前にかすみちゃんと一緒に行ったことあるんだ」

こころ「そうだったんだ……」


そういいながら少し寂しそうにするこころ

今度連れて行ってあげようかな…

そんなこんなでかすみちゃんが次の工程について話し出した


かすみ「はぁい、じゃあ次は〜フライパンを中火で熱して、ぬれぶきんの上で冷まして弱火で生地を焼いてくよー」


次は生地を焼くのだけど、焼こうとしたその時かすみちゃんの静止が入った


かすみ「生地を焼く時はだいたい30センチの高さから落としてあげると綺麗な丸になるよ…そしたら弱火で3分焼いて泡が出たらすぐひっくり返してね〜」

こころ「え、それくらいでひっくり返しちゃっていいの……?」

かすみ「うん、いいよ〜…泡が出過ぎちゃうとふっくらしないから気をつけてね」

舞冬「ほぇ〜」

かすみ「泡が出たらすぐひっくり返すんだけど、水平に落とすために勢いよくひっくり返してね。そうしないと形が崩れちゃうからね」


かすみちゃんの的確な説明を聞いて、作業に入る私たち

しっかりとした高さから生地を落とし、綺麗な丸になるように焼いていく

舞冬(あ、泡が出てきた…ひっくり返さなきゃ…)

私はフライ返しを生地の下に入れ、勢いよくひっくり返した


舞冬「ほいっ…と」

かすみ「おぉ〜まふゆん上手じゃん!形も綺麗だし!」

高倉「ほんと、柊さん上手だね〜!何か作ってたりしてたの?」

舞冬「えへへ…2人ともありがとっ……お菓子作りには興味あるんだけどまだ何も作れてないかなぁ……あ、でも自炊はようになったかな?」

高倉「そうなんだ〜でもすごいね〜」

かすみ「まふゆん、もうそろそろフライパンからお皿に移した方がいいかも〜」

舞冬「あ、うんそうだね〜」


私はもう1回ひっくり返してしっかり焼けているか確認してフライパンからお皿に移す


かすみ「みんな綺麗に焼けたかな〜?……うんみんな大丈夫そうだね」

舞冬「みんな美味しそうに出来たね〜!」

かすみ「当日はひとつの注文で2枚だからちょっと大変かも〜、あと今日はメープルシロップだけだけど当日はこの写真みたいに生クリームものせるからね♪」


そう言ってかすみちゃんは携帯で撮った写真をみんなにみせる……するとみんなは思い思いの感想を言いながらテンションが上がっていた

私は調理台の上に置いてあるボウルが目に入った……中にはまだ生地が残っていた


舞冬「ねぇ、かすみちゃん」

かすみ「ん?どしたのまふゆん」

舞冬「私達まだ1枚しか焼いてないじゃない?まだ生地が残ってるんだよね…」

かすみ「あっ………忘れてた!急いで焼かないと!放課後終わっちゃう!」

みんな「いそげいそげ〜!!」


急いで生地を焼き始める私たち……残ってる生地の量は少なかったからすぐ焼き終わった

焼き終わってすぐに片付けをはじめてみんなでパンケーキを作ったお皿を持って家庭科調理室を出て教室に向かう


ー1年2組の教室ー


かすみ「みんな〜!おまたせ〜!」

舞冬「ごめんね、結構時間かかっちゃった」

女子生徒「全然待ってないから大丈夫!」

かすみ「見てみて!みんなで作ってきたんだ!」


そう言ってみんなでお皿をみせる

するとみんなからおぉ〜!という歓声が上がった


女子生徒達「めっちゃ綺麗でかわいい!」

かすみ「今日はメープルシロップだけだけど、当日は生クリームもつけるからね〜」

舞冬「とりあえず食べやすいように切り分けてあるからみんな食べてみて〜」


私は事前に切っておいたパンケーキにプラスチックのフォークを刺してみんなに取ってもらった

みんなが各々の人の所で取ってもらう中、村山が私に疑いの目を向けてきた


村山「これ、お前が焼いたのか……?」

舞冬「なによ……私がこんなに綺麗に焼けないって思ってんの?」

村山「だってお前、今まで料理したこと無かったじゃん」

舞冬「し、失礼ね!今まではしてなくても今はしてるわよ!」

かすみ「それに、この中でいちばん綺麗に焼けたのまふゆんなんだからね?」

村山「そ、そうなのか……疑って悪かったよ」

舞冬「ふんだ!」ぷいっ


舞冬はほっぺを膨らませてぷいっとそっぽ向いてしまった


かすみ「まぁまぁ、そんなにぷんぷんしてないで……まふゆんはい、あーん」

舞冬「べ、別に怒ってなんかないもん……あむっ……ん〜っおいしぃ〜っ♡……あっ」


私は後悔した……いつもの癖でみんなのいる前でかすみちゃんからあーんされてしまった……私は恥ずかしくなり顔が真っ赤になった


かすみ「まふゆん……」にやにや

女子生徒「柊さん、かわいい~」

舞冬「ふぇっ?!」

村山「もうすっかり女の子じゃん」

齋藤「ほんとになぁ」

舞冬「うっうるさいっ…は、早く取りなさいよ!」


私は恥ずかしくてみんなの顔見れなくて、片方の手で顔を隠しながらもう片方の手に持っていたお皿をみんなに差し出していた

そんな感じで顔隠してたらいつの間にかお皿のパンケーキが無くなってた

皆の分も無くなってるのを確認してかすみちゃんと一緒に家庭科調理室に戻ってお皿を洗って、お皿を元の棚に戻して教室に戻った


ー1年2組教室ー


舞冬「戻ったよ〜」

神子先生「あ、戻ってきたわね、今日はここで終わりにするからみんな気をつけて帰るのよ〜?」

全員「はーい、先生さよなら〜」

神子先生「はい、さよなら〜」


私たちは、先生に挨拶して下校の準備をして昇降口に向かい、下駄箱で靴に履き替え、かすみちゃんとこころと一緒に学校を後にした

それから3日に1回、みんなでパンケーキ作りの練習して3週間の内の1週間が過ぎた……



ーとある日の夜ー


舞冬「ふぅ〜、気持ちよかった〜」


学園祭の準備で疲れた体をお風呂に入ってリフレッシュした

ここ最近、お風呂の時間が男だった時の頃とは増えていた

まぁ、女の子だし…髪とかめっちゃ長くなったしね仕方ないね


舞冬「ん……?」


私はテーブルに置いていたスマホにいくつかのメッセージが来ているのに気が付いた

……何個かはよく見てるSNSの通知だった


舞冬「あ、お母さんからだ……なになに…?」


メッセージは私のお母さんからだった…その内容は


お母さん:舞冬、あんたの学園もうすぐ学園祭でしょ?


という内容だった

メッセージが来てからそんなにたってなかったので私はメッセージに対して返信をする


舞冬:うんそうだよー、それがどうしたの?

お母さん:学園祭の前日に舞夏がそっち行くからよろしくね〜


舞冬「えっ……えぇ!?」


舞冬:ちょっと待って!いきなりすぎるよ!それに舞夏は受験生でしょ!?

お母さん:いいじゃない、舞夏は受験勉強頑張ってるんだからそれにあんたが教えててくれてたおかげで模擬試験はいい評価貰ってるのよ?

舞冬:わ、わかったよ……そういや舞夏ってどこの高校受験するの?

お母さん:あら、あんた知らないの?あんたと同じ高校よ?

舞冬:えぇ……初耳なんだけど……

お母さん:そんな事だから学園祭の日は舞夏のことよろしくね!

舞冬:はいはーい


舞冬「どうしよ……舞夏に…私が女の子になったことばれちゃう!!」


そう……私には一つ年下の妹が居る……その妹が学園祭の前日に私のとこに来るという……それだけで気が重い……


舞冬「って考えててもしょうがないよね学園祭の準備も忙しくなるし……作り置き作って寝よっと」


そう言って私は晩御飯用の作り置きを作り、冷蔵庫に入れ次の日に備えて就寝した……


2週間目は男子の執事用の服が届き、それを着てメイドと一緒にお客さん対応の練習と他の料理の練習や、ドリンク等の把握など色々やることあってあっという間に過ぎていった……


ー学園祭まで残り2日ー


舞冬「ふわぁぁ……眠い……」


放課後になって私は大きなあくびをしていた


かすみ「わ、大きなあくび」

こころ「珍しいわね、あんたが眠いだなんて夜更かしでもしたの?」

舞冬「うん、2日分くらいの作り置き作ってたら寝るの遅くなっちゃって……」

かすみ「作り置き作ってるんだ〜、えら〜い」

舞冬「放課後遅くまで残ってるからどうしてもご飯作る気になれなくてね〜」

こころ「舞冬ますます女の子になってきてるわね〜」

かすみ「ほんとだよね〜、最初の頃なんてすごいぎこちなかったのにね〜」

舞冬「もうっその頃の話はいいでしょっ////」

かすみ「あ、まふゆん照れてる〜かわいい~」

舞冬「も〜!からかわないでよ〜!」


3人で学園祭の準備をしながらじゃれあってると高倉さんが呼びに来た


高倉「3人とも〜、一連の流れを流しでやってみるからちょっと来て〜」

3人「はーい」


…………受付から入店時の挨拶、お客さんが席に着いてからの接客、その他もろもろの流れを一通り流しでやってみた


舞冬「行ってらっしゃいませ、ご主人様!………こんな感じかな?」

高倉「うんうん、舞冬ちゃんとかすみちゃんはそんな感じで大丈夫!こころちゃんはまだ堅いから笑顔を心がけてみてね!」

こころ「ご、ごめん……まだなれなくて……!」

舞冬「こころ、焦らなくていいんだよ?お仕事とかバイトでやるわけじゃないんだし」

かすみ「そーそー、もっと気楽にやろ!」

こころ「そう言ってもねぇ……なんか緊張しちゃうのよね……」

舞冬「ん〜……あ、そうだ!」


私はこころにいいアドバイスを思いついた

そのままこころに伝えてみる


かすみ「まふゆん、どうしたの?」

舞冬「こころにいいアドバイス思いついたの!」

こころ「え、ほんと?」

舞冬「うん!頭の中で楽しいこと思い浮かべるの」

こころ「楽しいこと?」

舞冬「例えば、誰かといるのがすごい楽しいとかそういうの考えてるといいかも」

こころ「ふーん……(舞冬と一緒にいるといつも楽しいのよね……)」にこにこ


私とかすみちゃんはこころのにこにこしている顔を見て、私達も笑顔になる


高倉「こころちゃんのその笑顔可愛い〜!」

こころ「えっそう…?////」

舞冬「こころ可愛い〜」

こころ「ちょっとっ、茶化さないでよ!」

舞冬「茶化してないよ〜ほんとに可愛いって思ったもん」

かすみ「こころん、さっきの笑顔は私でも可愛いって思ったよ?」

こころ「そ、そうなの…?////」


私とかすみちゃんがこころに可愛いと伝えると顔が赤くなって照れていた

こういうこころの表情、新鮮でいいかも…

そんなこんなアドバイスしたりいじったりしてると神子先生が教室に入ってきた


神子先生「はーい、今日はもう終わりにするからみんな後片付けして〜」

全員「はーいっ」


先生の一声でクラス全員が一斉に片付けを始めて、10分くらいで準備に使っていたものや何かを作る際に出たごみなどが片付けられて綺麗な教室になった


高倉「先生終わりました〜」

神子先生「はい、もうすぐ完全下校の時間だから気をつけて帰ってね〜」

全員「はーい」


私たちは、机の中の物を鞄に詰めて教室を出て昇降口で靴に履き替え学校を後にした


舞冬「ふわぁぁ……」

こころ「あんた……どれだけ眠いのよ……」

舞冬「しょうがないでしょ〜作り置きって日が持たないんだから」

かすみ「でもでも、作り置き作るってすごいと思うけどな〜」

こころ「この1ヶ月間ずっとそうしてきたの?」

舞冬「少し作らなかった時もあるけど、ほぼ作ってたね〜」

かすみ「えら〜い」なでりなでり

こころ「あんたすごいわね…尊敬するわ」なでりなでり

舞冬「ちょっちょっと……2人して撫でないでよ〜////」

かすみ「そんなえらいまふゆんに一つお願いがあるんだけど」

舞冬「ん〜?なぁに?」


かすみちゃんから私にお願い…?なんだろ…?

するとかすみちゃんは歩く足を止めて私に向かって頭を下げた


かすみ「お願い!明日の夜から学園祭終わるまで泊めてくれない!?」

舞冬「ふぇっ!?」

こころ「泊めてほしいって……なんかあったの?」

かすみ「私の家って駅の方だからちょっと遠くてさ……私割と朝弱くて起きるのに時間かかっちゃって遅刻しそうなんだよね……」

こころ「そう考えると当日は朝早いからちょっと大変ね……」

かすみ「そうなの……だからまだまふゆんたちのアパートの方が近いから泊めてもらおうって思ったの」

こころ「そういう事ね……舞冬、どうするの?」

舞冬「ん…?全然いいよ?」

こころ「え?いいの?」

舞冬「うん、私最近朝ごはん作るのに結構早く起きてるし、なんなら起こしてあげるよ?」

かすみ「何この子……私より女の子してるじゃん……」

こころ「わ、私もそう思う……」

舞冬「えっ……私何かした……?」

かすみ「ううん!なんでもないよ!」

舞冬「……?」

かすみ「それはそれとしてほんとにいいの?」


かすみちゃんは再度、私のアパートに泊まっていいか聞いてきた


舞冬「うん、全然いいよ〜…明日の晩御飯の材料ないから買い出しに行かないとだけど…」

かすみ「買い出し行くなら私も手伝うよ?」

舞冬「ほんと?それは助かるよ〜」

かすみ「いえいえ〜あ、私こっちだから……また明日ね〜」

舞冬「うん、またね〜」

こころ「気をつけてね〜」


私とこころはかすみちゃんに手を振って見えなくなるまで見送った

その後、私たちもアパートに向かって帰って行った


ー学園祭前日の放課後ー


6限目の授業が終わり、そそくさと学園祭の準備に取り掛かる私たち……と言っても使っていた机をお店のように並べてそこにテーブルクロスを敷いてパイプ椅子を並べる……これだけである

教室の内外の飾り付けは他の子達がやっているからその子達におまかせして…執事役の男子数名とメイド役の私たちと女子数名と案内係の子達で最後の確認を行っていた


高倉「うん!みんないいかんじだったよ!明日からの本番頑張ろうね!」

みんな「おぉ〜!!」

高倉「ってことで執事役の男子と舞冬ちゃん達3人は明日から大変だから今日はもう下校しちゃっていいよ〜」

舞冬「えっ……まだ飾り付け終わってないよ…?」

高倉「あ〜うん大丈夫!みんなには話してあるし、先生にも許可取ってあるから!」

かすみ「高倉さん、すごいねぇ」

こころ「ほんとすごいわ…」

舞冬「それじゃあ……お言葉に甘えて」


私たち3人と齋藤、佐藤、西村の3人は鞄に荷物を詰めて教室を出ることにした


舞冬「それじゃあみんなよろしくね〜!!」

みんな「まっかせて〜!!」


そうして教室を出て昇降口で靴を履き替えて正門を出てアパート近くのスーパーに向かって歩き出した


………話しながら歩くこと数分、私はあることに気づいた

そう…食器が足りないのだ


舞冬「あっ……やばい」

かすみ「どしたの?まふゆん」

舞冬「食器足りないかも……」

かすみ「食器?」

舞冬「うん、いつも誰か来ていいように2セットは用意してるんだけど、追加で買わないと足らないかも……」

かすみ「私だけなら足りるんじゃない?」

舞冬「そうなんだけど、こころも一緒に食べるでしょ?」


そう言って私はこころに目線を向ける


こころ「かすみちゃんがいいなら一緒に食べるわよ?」

舞冬「素直じゃないなぁ……1人は寂しいくせに」

こころ「そっ、そんなことないから!」

舞冬「じゃあ今日1人で食べる?」

こころ「うぐっ……それは……やだ……」

かすみ「こころん可愛い〜」

舞冬「素直だと可愛いのにね〜」

こころ「う、うるさいっ早く行くわよっ」

かすみ「あ、まってよ〜こころん〜」

舞冬「2人とも!私を置いてかないでよ〜!」


そんなこんなこころをからかったりしているとあっという間に駅前にある食器が売っているお店に着いた

2人とも思い思いの食器を見て回っていた


舞冬「ここっていい食器が多いから迷っちゃうな〜……どれにしよっかな〜」

かすみ「ねね、まふゆんまふゆん!」

舞冬「ん〜?」


私がセットの食器を見ているとかすみちゃんが目をキラキラさせながら私の近くに来た


かすみ「この食器、すごい可愛いと思うの〜!」

舞夏「ん〜、どれどれ〜?」

かすみ「これこれ〜!」


かすみちゃんが指さした先の食器を見るとそこにはハート柄の可愛いらしい食器が並んでいた


舞冬「かっ可愛い〜!」

かすみ「可愛いよね〜!」

舞冬「ん〜こういう可愛いのあった方がいいよね〜」

かすみ「そうだね〜女の子感増すかも〜」

舞冬「ん〜決めたっこの1セットにしちゃおう」

かすみ「えっそんなすぐに決めちゃっていいの?」

舞冬「ん〜、これの他にあともう1セット買わないとだから、せっかくだし2人の気に入ったの買おうかなって」

かすみ「まふゆんのそういうとこ好きだな〜」

舞冬「ふぇっ?(えっ?今好きって……?)」

かすみ「えっ…あ…いやっ…と、友達としてだよっ…?(やばっついつい本音でちゃったっ)」

舞冬「そ、そうなんだ〜……(なんか焦ってるし……かすみちゃんって……私の事……?)」

こころ「なに、2人でイチャついてるのよ……」


別のところの食器を見ていたこころが私たちのところに来て呆れていた……


かすみ「い、いちゃついてないから!」

こころ「どっからどうみたって、あれはいちゃついてたわよ?」

舞冬「それでこころはそれを見て混ざりたくなったの?」

こころ「そ、そんなわけないじゃないっ!いつも思うけど距離近いって思ってただけよ!?」

かすみ「距離近いって……私はこころんとまふゆんの方が近いと思うな〜」

舞冬「えっ……そう?」

かすみ「幼馴染にしては近いよね〜いつも一緒のイメージあったよ?」

舞冬「そうだったんだ……」

かすみ「そう言えばこころんはなにかいいのあった〜?」

こころ「ん〜、これとかおしゃれでいいな〜って思ってたのよ」


こころが手に持っている食器セットに目を向ける

こころが持っていたのは様々な星柄が印字されたおしゃれな食器だった


舞冬「おぉ〜、おしゃれ〜」

かすみ「こころんっぽくておしゃれだね〜」

舞冬「じゃあ、これもお買い上げっと……」

こころ「えっ?あんたもう持ってるじゃん…?」

舞冬「ふたつ買うの!せっかく2人が気に入った食器だしね」

こころ「そう言う事ね……あんたのそういうとこいいと思うわよ」

舞冬「……?お会計してくるね」


そう言って私はこころの持っていた食器とかすみちゃんの選んだ食器を持ってお会計しに行った

お会計を済ませ、食器が割れないように紙で包んでもらった


舞冬「おまたせ〜」

かすみ「全然待ってないよ〜」

こころ「食器も買ったし、買い出しに行きましょっか」

舞冬「そうだね〜」


私たちはお店を出て駅前からアパート方面に歩き出そうとしたその瞬間……


???「あっ、こころちゃ〜ん!!」

こころ「ん〜…?あっ…」


こころが声のする方を向く……私とかすみちゃんもつられて声のした方に目を向けた

その声の主は……私が1番知っている人物だった……


to be continued……

大変お待たせしてしまって申し訳ないです


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