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白い家  作者: 詩音
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妹の死

ほぼ、初めて小説を書きます。

優しい気持ちで読んでいただけると幸いです。

最終話まで書き上げるのが目標です。


「もしもし…………お姉ちゃん?……」


「もしもし?…真央?

どうしたの?電話なんてびっくりしちゃった。何かあった?

…………ねえ?真央?聞こえてる?…………」


ドン!ツーツー


「真央?もしもし?…」

ツーツー


妹から電話がくるなんて

めずらしいこともあるもんだ。

自分の部屋で宿題をしていた三井エマは

集中もとぎれ不思議な気持ちで

液晶の画面を見つめていた。

着信履歴に妹の名前が

三井真央(みついまお)

と表示されていて初めて妹の登録がフルネームなのだと知った。

ふと外を見ると

もうほとんど日はしずみ

パラパラと雨が降り始めていた。

窓の近くにいって空をのぞきこむと

どんよりしていて本降りになりそうな雲だった。


窓にうつるエマはゾッとするほど美しい。

背中の真ん中辺りまである長い髪は艶やかで

肌は透き通るように白い。

華奢な身体からスラリと伸びた腕を伸ばし窓を開けると9月にしては冷たい風がうすピンクの頬にあたった。


妹からの突然の電話。

風の音だろうか、

ガサガサやザーザーと騒音がすごかった。

何度もかけ直したがもう電話がつながることはなかった。





妹が病院に緊急搬送されたと警察から連絡が来たのはその電話の1時間後だった。


妹はビルから飛び降り

即死だった。




全17話ぐらいの予定です。

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