濃淡な愛と君と僕
素人ながらに頑張ってみました。ぜひ読んでみてください。至らない点がありましたらアドバイスお願いします。
孤独の中で生きている君が懐かしかった。木漏れ日の中で君を思い出すたび、僕は自分の過去を恨み、偽り続けていた。あの時君は言ったよね。
「あなたのことは会ったときから嫌いでした。あなたの愛は痛いし、私をおかしくする。もうあなたとは会わないし、誓っていえることは私はあなたが嫌いでした。」
その台詞を聞いた僕は、戸惑いもなくただありのままの君の気持ちを受け入れることが自分でも不思議だができていた。あなたの気持ちはきっとあの時から分かっていたのだろう。
それでも、あなたが好きで、愛おしくて、あなたに振り向いて欲しかった。こつこつと歩くあなたの足音・・・あなたは振り向かず行ってしまったあなたの背中、僕は目線をそらすことなくあなたを見ていた。辛く切ない恋だったが、あなたを思えばこの結末も受け入れることができた。あれから、5年の月日がたった。あの時の事は鮮明に覚えていて、あなたを忘れられません。僕は夜空でタバコを吸いながら、思い出や記憶を思い出していった。
中学の入学式。まだ皆がそわそわと新しい朝を向かえ、これから始まる物語に驚きざわめき、今にも走り出しそうなくらい昂ぶる気持ちを抑えながら夢と希望を抱えていた。それは、どんな人種も関係なく、新しいスタートに希望を見出していたときだった。その中に君も、友達と笑いながら、まるでその空間だけが僕の目に焼きつくように存在していった。神々しく、まるであなたはマリアのように気品高く悠然と、公立の中学とは思えない、その空間とは他とは比べ物にならないほど高貴な様だった。一方僕は、そのときから冴えない、まるで曇った鏡、色が濁った恋のようあった。そんな僕でも、やはり人の心はあったし、恋や愛を自分の心の中で生み出すことのできる、これはまあ普通のことなのだが、思春期を迎えようとする少年には衝撃的だった。あの時の刹那は、今も昔もこの一回きりだった。そして着々と時は進み、式が行われた。緊張と喜びとを交互に感じながら迎えた式。あなたとは、そこで同じクラスメイトになることを知った。しかし、素直に喜ぶのがどうしてもできず、何故だか恐怖という感情が僕の心を巡りました。式が行われている中、その感情と何故僕がそう考えてしまうのかを、思考をめぐらせながら始めて味わう恋と言う物を感じた。そうしてると、何故だか時間の進行が早くいつの間にか式が終わっていた。
式が終わった後は、先生の長い話から始まりそして、自己紹介の時がきた。彼女よりも先に僕の自己紹介のほうが早く、緊張はあったがそれとなく
「始めまして、僕の名前は岡本博樹です。趣味は読書で音楽もたまに聴きます。特に僕は何が得意と言うわけではありませんが、これからの三年間で見つけて生きたいと思います。みんなで楽しい三年間を送りたいです。よろしく。」
僕の自己紹介は、退屈で、まるで皆は大仏のようにただ黙って耳から言葉がすり抜けていくように聞いていた。彼女のほうを見たが、あまり興味がなさそうに聞いていた。僕は卑屈なので、そんな光景がなんだか悲しく思えた。終わった後はただ情けなかったが、それよりも彼女の声やどう自分を紹介するのか、それだけが気になって他の生徒の自己紹介が頭に入ってこなかった。彼女の順番までは長く感じたが、意外にも早く感じた時だった。
「私の名前は、金子凌子です。前の学校の子達とは離れ離れになって少しはこの中にも友達はいますが、少し戸惑っています。私は趣味も特技も結構あるほうで、この三年間で生かしていきたいと思います。今の目標は学年委員になって皆さんとより良い学校生活を送りたいです。」
すらすらと戸惑いや緊張を見せず、悠然と自己紹介をした。ただ彼女は煌びやかなだけでなく知性も兼ね備えているのだと知った。「金子凌子」その名前が僕の心の中で反芻していた。この恋心は、僕以外にも他の男子生徒にもあったようだ。顔を見ただけで分かるような少年らしい男子ばかりだった。この僕とは違う雰囲気や人をひきつける知性や美貌を兼ね備えている彼女は、本当に高嶺の花、程遠い人間性があり僕はまた卑屈になってしまった。きっと恋心ではないんじゃないのか?じゃあいったい何なのか?幼い僕にはまだ分からなかった。
あの頃は懐かしく、初々しい少年だったと今思えば始まりの瞬間だったんだと思い出を噛み締めていた。タバコはその燈りを消していた。もう一本吸おう、僕はタバコに火をつけそれからの経過や思い出を思い浮かべていた。そういえば、あれから2週間くらいたった後に新入生オリエンテーションがあったな、そこでで僕は運命とも呼べる瞬間があったことを思い出した。
当日、まだあまり友達もおらず、彼女ともまだ話したこともないし慣れない環境で戸惑いを隠せていなかった。学校へ行くとやはり他の生徒も楽しみなのか、緊張なのか分からない感情を抱いていた。先生の号令の下、皆は黙ってバスに乗った。
「スケジュール表に書いてあるように、今か妙高へバスで向かってそこでオリエンテーションを行うぞ。まあ、そこで親睦を深めていってくれな。」
果たして先生は、そんなことを言って生徒の気持ちを汲み取ろうとでも思っているのか?甚だ疑問だった。彼女のほうを見た。新しくできた友達と楽しく軽快に話をしていた。羨ましいな、持ってる人間は違うなと、まだ友達と呼べるものもできていない自分を惨めに思った。それから、皆バスへ乗り込み各々の座席へ座っていく。座席は先生に決められていて、僕は少しだけ金子凌子にならないかなと祈り手を合わせてみた。そのときは少しの誘惑だったが、今となっては大きな運命のような気がして。手を合わせている僕に誰かが
「何で手を合わせて、お祈りをしてるの?変なの、それ。でも面白いね。」
声には聞き覚えがあった。優しさが込められていそうな、好奇心と少しの疑問が入り混じった暖かい声が僕の耳には届いた。恐る恐る振り返ると金子凌子、まさに君だった。僕は度肝を抜かれたような、ちょっと変な声が出てしまった。早く答えなきゃ、ええと。
「お、俺さあ、キリスト教の信者でこうやってこの時間になるとお祈りしてるんだよね。アーメンってね。」
「え、本当にそうなの?なんか尊敬しちゃうな。初めてだよ。キリスト教の人に出会ったの。」
違う、違うんだ。僕は何の教えも信者もなんでもないんだ。あせる僕を尻目に君は僕の横に座った。こんなに間近で君を見ることができるなんて、僕の胸は躍りだした。いい匂いがした。その匂いは僕が好きになる要素が詰まっている春の桜を思い出させる匂いだった。胸の高鳴りの中、先生の声がバスに響いた。
「みんな席に着いたな。じゃあ出発するぞー。あっちに行ってもあんまりはしゃぎ過ぎるなよ。」
横で君は、君だけが先生の言うことを聞くような、そんな雰囲気を醸し出していた。バスは発車する。学校を置いていき、僕たちを新しい世界へ運んでいくような。町の風景は見慣れたところ、高速道路までの道のりはいつもの町で高速道路に乗れば殺風景で山ばかりのあまり面白みのない道のりだった。彼女は風景を見ながら、小さくなっている自分に話しかけてくれる。
「岡本君て、普段も大人しそうだけど、本当は違うでしょ?」
「どうだろうね。確かに人には大人しいって言われるけど、見た目も然りだけどね。でも、自分ではこれでも精一杯なんだと思う。金子さんは、僕のイメージだとすごく勤勉で真面目そうだけど、実は違ったりするの?」
「私?私は実を言うと真面目にさせられているだけなんだと思うの。自分はもっと我を出したいんだけど、生まれたときから真面目に育てられてきたから、それが身に染み付いてるのかもね。」
「そうかあ、でもそれで自分は満足してるの?」
「岡本君は土足で家に入ってくるように私の心に踏み入れてくるね。まだ言えないよ。悪いけど。」
そうなんだ。いつも僕は人の心の奥を見たがって、自分を抑制できないのかもしれない。窓の風景が変わっていく。その中で君の隣で僕は一人反省していた。そっと君の顔を覗き込んだ時に君は不思議そうに僕を見て
「岡本君、今すごく反省してたでしょ。私は気にしてないから大丈夫。でもね、まだ会ったばかりの人に本音で話すのはちょっときつかっただけなの。だから気にしないでね。」
「ごめん、俺、金子さんがす、すごくフレンドリーだからつい・・・。」
「私ね、いつもこんな感じで自分で言うのも変だけど気さくっていうか、ちょっと私の悪い所なんだけどね。」
悪くないんだ、それが君の魅力なんだって僕はこのとき言いたかったんだ。僕はいつも配慮に欠けてしまうことがある。何かが頭から抜け落ちてしまい、何かを何処かに置いていってしまうのだ。そして僕は君の好意をも間違った捉え方をしてしまう。風景は一変して町へと入ったとき、確信を持ってこう思えた。君のすべてが僕には魅力的で君ともっと話したくて、君にもっと近づきたくて。今思えばこの感情こそが「恋」なのだと気づいた気がした。この時から僕は人生の汚点、いや人生の都合のいい幸福へと引きずられていたのだ。
町の風景は変っていき、高速道路から山道へと変貌してガードレールすれすれのでこぼこ道が臨在していて、僕たちの会話はそこからまた生まれてきた。
「岡本君は田舎町は好き?私は好きだなあ。こののどかな感じとか、山々の緑とか、新緑っていうかなんだろう。なんか好きなんだよね。」
「うん。僕も好きだよ。ただ、どうしても憧れるよね、都会って。ビルが聳え立っていて、そこに住む人たちは日々に追われてるんだけど、なんだろう。人々の生き様はすごく憧れるんだ。」
「岡本君は、私と少し違うね。私は、都会なんて嫌い。落ち着かないし砂漠みたいな感じだし感情が置いていかれてるような人々に落ち着かないというか。岡本君は子供だよ。」
この時からだった気がする。君との相違点が生まれて溝が出来てしまったそして、寂しさが生まれたのが。確かに子供だった。あの時君が言った言葉は僕の胸を窮屈にしたような。でもそれが君の優しさで僕にはない魅力で君の知性が垣間見れた瞬間だった。気づくのが遅かった、僕はまだ幼稚だったなんて今更気づく僕はやはり子供なのだ。写り行く景色が変るごとに君への思いも恋心から純粋な愛情へと変った、いや、変えてくれていた君は少し罪深い女性だったのかもしれない。彼女はそれに気づいていたのだろうか?そういう性分?僕の頭の中で変換していただけ?思い込み?いや、これが僕の恋わずらいなんだと思う。でも今さらだなんて、このときは思いもしなかった。
はるか高い山の尾根までたどり着きそこには自然の中には似つかない近代的な宿泊施設が顕在しており、かなり広々していた。まるで自然の中の救世主か、いや、もっと閑散としているその中の小さな灯りとも言うべきだろう。あたりは鬱蒼とした杉の木が、檜とも呼べる高い立派な木が辺りに散らばっているような均等のような少し自分の視界に写る光景に迷いを覚えさせる深い森が前方に見据えられる。この時、僕は想像してみた。この森の中、いや世界で隣で何かを悟っているような目をしている君と二人きりになった仮定での僕と君との間に聳え立つ僕たちの運命とも呼べる壁を。それは純粋さを思い浮かべる透明なガラスにも見える新しい物質で構成された壁。そこから君の顔はよく見えて、特徴的な耳の形も、君の透き通るような目も僕の視界にはよく映る。君は僕に何も語らず、ただじっと僕を見つめている。僕は君を見る事ができなかった。愛してるはずなのに君には僕の思いも、この不安に駆られる感情も伝える事ができないから。相思相愛があるとするなら僕の君へ対する募る思いと君の思いは僕のほうが強すぎて釣り合わないんだ。僕の頭の中には自分の勝手な感情だけが占めていた。もう何も見えない。何も聞こえてこない・・・
「岡本君?ねえ、岡本君!?大丈夫?おーい、岡本ー。」
あれ、誰かが僕の名前を呼んでいる。その声は透き通っていて、僕の耳に旋律を奏でていて、いや、臭い言葉は抜きにしてもこの声は金子だ。僕はそっと目を開けた。
「やっと起きた。心配したよ。隣見たら寝てて、呼んでも起きないから死んじゃったかと思ったよ。」
「ああ、ごめん。金子さんが起こしてくれなかったらずっと寝ちゃって置いてかれたかも。起こしてくれてありがとね。」
「いえいえ、でもさ、あんなにぐっすり眠ってたから、きっと面白い夢でも見てたの?。」
あの夢は、君のことがなんて言えやしない。だから僕は普通に答える。
「なんかさ、宝くじが当たっちゃって。それがすごい金額でさ、3億円だよ、3億。もうどうなっちゃうんだろうって思ってびっくりしたんだ。」
「へ~、面白い夢だね。夢なのに夢があるなんてね。あ、みんな集合してるから早く行こ。」
僕は重い体を起こして君のあとを追う。君の後を着いて走ってるだけのあの光景、僕の目に映る君の後姿。君の少し長い髪がなびいて、揺れていて、僕は君の魅力的な後姿を目に焼き付けながら君を抱きしめてみたい感情を抑えながら君を追った。届きそうな僕の手は、腕は無常にも君には届かないことを噛み締めていた。これが、あの時の壁なんだろうと思って僕はその伸ばしていた手を自分の体の方へと引っ込めた。見つめるたびに、君を見つめるたびに僕は君に引き込まれていく。歩幅を合わせながら、徐々に君に近づいていた。あともう少し、もう少しなんだ。だめだついていけない。この感情を胸に秘め、この事を考えすぎていたため君さえ見えなくなっていた。僕は一瞬周りが見えなくなり、君の一言で目を覚ます。
「岡本君?どうしたの?なんか変だよ?。」
ああ、どうしよう。気づかれてしまったかと心配していたが、純粋に君は疑問を持っただけだった。それは、別に何事もないような声のトーンで、少し不思議そうに僕を見てから君はまた歩み続けている。この時は、何も返す言葉が思いつかずただ、そっと頷くだけの僕だった。不甲斐ない僕は、それからは必死で平常心を保つように君へと付いていく。平常心とは難しいものだと思ったのはこの時からかもしれない。今でも、僕は揺らいでいる。自分という確固たる物がないから、誰かになっているんだと思い込んでみたり、自意識過剰にも自分をイケメンと勘違いしてまでその場をやり過ごそうとする。この時も自分はクールな人間で彼女のことなんか、なんとも思っていないという体で装っていた。でも、自分の心情を押し殺すのは、はっきり言って辛かった。
君のあとを追って、集合場所へ着いた時にはもう皆、列に並んでいて僕たちを好奇な目で見ていた。女子も男子も彼女を見るが、その前に僕をじっと笑いを堪えるような目で見てくる。僕の主観だけかもしれないが僕はそういった人の感情を読み取るのに長けている部分があったから、なんとなく分かった。何でお前なんかと金子が仲良く二人で来てんだよという言葉が含まれてる気がする。不釣合いなのは分かっているが、それは自分の中で調和していくことであって、他人になんか口出しされたくない。だから、僕はそいつらを睨めつけるような反抗的な態度をとりたかったが、まだ初心な僕にはそんなことはできない。目をつけられたら最後、僕は凄惨ないじめにあうことを予想できた。僕は初めて、自分というものを殺したのだ。確固たる自分の有様を裏切った。
横目で君を見てみた。君は何かを察したのかもしれないが僕に
「岡本君、早く座ろ、ね。」
と、その言葉を僕にかけてくれ、僕の隣に、僕と一緒に、僕の横に座ってくれた。そんな僕たちをやはり周りは好奇な目で見ている。横にいる君は何を感じているのだろう。嫌じゃないのかな、辛くないのかな、腹が立たないのかな。その時だけは彼女が何を考えているのか想像出来なかった。しかし、君は僕をちゃんと見てくれている。僕はもう少し君の気持ちを想像してみた。僕自身の勝手な都合のいい想像が頭の中を巡っていく。それも違う、これじゃない。やっぱり分からないから君にかけてあげる言葉も何も思いつかない。負けちゃいけないよ。なんだろう、なんか僕の中で君の声が聞こえた気がした。これは君の声だ。しかし、耳に聞こえてる感じがしないな。もう一度君を見てみた。
「岡本君、負けちゃいけないよ。」
「え、うん。あ、ありがとう。」
上ずった声で感謝の意を言葉にした。ぎこちない僕の様子は彼女にどう写ったのだろう。いや、そんなことは彼女は気にしていない。ただ、僕に無償の優しさを与えてくれたのだろう。この言葉は今の僕にも根強く胸の中で木霊してくる。このときの僕は、君の優しさと励ましが僕の歩めなかった第一歩を進めてくれた。
次第に僕の目に映る風景や景色、周りの顔がどこか別に気にもならなくなっていた。僕の胸は開けてきた。世界だって僕の目には穏やかに見えてきた。これも彼女のおかげで君の言葉のおかげで、君のその愛らしい笑顔のおかげで。君の真意は分からなかったけど、これが愛する人の愛する人にしかできない魔法なんだと思った。このときの僕、少年の僕は世界で一番大きな存在という莫大で漠然とした自分の愛、愛という意味での真心という花を心の中に芽生え双葉が実っていた。ありがとう、感謝、君には伝えられたのかな?
先生の話が終わり、僕は今日宿泊する施設や部屋へ案内された。部屋は相部屋で5人は寝れるようにベットが備え付けられていた。僕はまだ名前もあまり分かっていない男子5人と一緒にこの部屋で過ごすようだ。僕以外の4人は顔見知りではしゃいでいた。少しばかり大人びた、憎たらしい心を持っていたので冷めていた。心浮き立ちはしゃいでる4人を尻目に僕は部屋の外へと出で行った。いや、彼女見たさだったかもしれない。部屋は男女別々で、男子は1階、女子は2階という構成だ。ロビーなら会えるかもしれないと思った僕はそそくさと歩みを進めていた。彼女は浮いていないだろうか、馴染めているだろうか、そんないらない心配をしてみたり、嫉妬も生まれていたのだろう。ロビーは僕と同じ考えの連中で盛り上がっていた。いわゆる、僕とは違うイケている男子とイケている女子で笑いあっている。僕はただ彼女を探した。見逃さないように、二つの目を凝らしていた。ただ、嫉妬する自分が怖くて見ていたくない気持ちもあったが探し続けた。彼女はいた。もうすでに彼女は馴染んでいて、複数の女子と複数の男子とで笑いあい楽しく会話をしている。僕はそっと目を閉じ、耳を塞いだ。嫉妬している自分が嫌だった。独占したくて、手放したくなくて、でも、元々は僕のものでもなんでもないと知っている自分とが心の中に葛藤を生んだ。それと同時に、彼女は僕にはないものをたくさん持っていることに気づかされた気がした。僕は入学してから今まで彼女としか関わっていなかった。だが、彼女は僕以外に他の人々とも関わり、もうすでに人間関係を構築していたんだ。やっぱり僕とは違う。今思えば全く釣り合っていなかった。対等でも何でもなかった。
中途半端な内容ですが、登場人物の気持ちは書けたと思います。




