安保法案賛成かつ憲法9条改正反対派の憲法学者への不満
安保法案、憲法9条の改正について自分なりにまとめてみました。
まず安保法案ですが、アメリカ軍の相対的弱体化、アメリカの内向き志向の中いざと言うときにアメリカ軍を日本防衛戦にむりやりにでも巻き込むために必須です。
アメリカにとって財政的負担をしてもらったうえで対中国の最前線に基地をおけ、更にいざというときは自衛隊機地、地方空港含め臨時の空軍基地として使える設備を持つ日本は非常に便利な存在で、それに加えて東アジアから東南アジアにかけての紛争の際に後方支援担当してくれるとなると守るべき同盟国として認識してもらえるでしょう。
日本は単独で自国を防衛することは不可能です。
スイスのような永世中立を目指せとか言っている人たちは分かっていません、核武装でもして、自衛隊の規模を5倍にでもしろというのでしょうか。
国家予算が破綻してしまいます。
日本にそんな金は無いのです。
また、安保法案は憲法9条違反だから法案通すなら憲法を改正すべきという意見にも反対です。
第一に憲法9条を改正すると日本が軍国主義に走ったと中国、韓国が騒ぎ出して東アジア情勢が不安定になるのは目に見えています。
第二に憲法9条を改正すると、直接戦闘含めた支援もできるよね?ってアメリカに言われて日本の負担が無駄に増え自衛隊員が危険に晒される可能性が極めて高いです。
第三に憲法9条を改正することにより日本の軍事力がアメリカにとって危険ではないかという日本危険論がアメリカ内でも出てくる恐れがあります。
このように憲法9条は日本にとって大変都合の良い憲法なのです。
これを変えるなんてとんでもありません。
過去の憲法学者はきちんと自分の仕事が分かっていました。
「陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。」という条文があるのに自衛隊は合憲だと整理した憲法学者は本当に立派で自分の仕事が何たるか理解しています。
現実にあわせて限界まで憲法を柔軟に解釈し何とかする、それが憲法学者の仕事でしょうに今の憲法学者はまったく分かっていません、ほとんど全員存在意義が無いでしょう。
自衛隊が憲法に違反している、集団的自衛権が憲法に違反している、そんなの子供でも明らかに分かっています。
それでも自衛隊が必要だから合憲と判断し、集団的自衛権が必要なら合憲と判断する詭弁を駆使する、それが憲法学者の存在意義なのです。
憲法学者の皆様は自分の仕事の存在意義をもう一度見直して欲しいものです。