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004.ダンジョン作成

ブックマークが少しずつ増えていて、物凄く感動しています!!文章力などは皆無なので、初心者が書くものとして暖かく見守って頂けると嬉しいです!


※ダンジョンの表記を「レベル」から「ランク」に変更しました。説明文も訂正済みです。





転生してから1時間後、ダンジョンをある程度住みやすくなるように努めた。もともと居た青白い光の物体がある部屋は15畳程の広さにし、壁と床を白くして、白い机と椅子、周りに本棚を置いて少し未来的な色合いの書斎みたいな状態にした。


これでいつでも落ち着いて調べ物ができるし、まだシンプルだが土壁の部屋よりこっちの方が現代っぽくて気持ちが落ち着く。



わかったことは、「イメージ」で作るものは大きさでポイントが変わるということだ。例えば、シングルサイズとダブルサイズのベッドでは、30ptと60ptで差がつく。本棚を作るときに同じ大きさで、引き出しや隠し棚がある細かい本棚と、ただ正方形の枠がいくつかくっついただけの本棚を作ってみたがポイントは80ptと変わらなかった。内容よりも大きさが大事らしい。


そんな感じで、風呂場やトイレなども「変更」で形を変えて一角を作り、「イメージ」でトイレとお風呂を作り上げて、ある程度の生活ができるようになった。変更で部屋の一部を使いお風呂とトイレを作ったのは、ポイントの節約の為だ。だって、拡張しちゃうとポイントかかっちゃうでしょ?


前世の少しケチな部分が見えてしまう。



だが、思ったより好みの部屋に近づける為の装飾品などで細かく部屋をいじってしまったため、細かいポイントが積み重なり720ptの消費だった。残り9230pt。



「でも、まだ9230ptもある。次は召喚か?いや、召喚しても外と繋がってないから襲ってくるものもまだいないしな。今は先に食料の確保か?」



ふと疑問に思う。この部屋にはご飯を作るスペースや育てられる環境も無い。故に、食料の確保ができない。


もう一度、モニターを開き「マーケット」を見てみる。しかし、そこには食べ物らしきものは一つもなく、日常品や便利品らしきものが売られているだけだった。



「飯が食えないのは辛いな。いや、むしろこの体は腹が減るのか?人族や獣族なんて言い方的に、よくある異世界物語みたいなものだったら魔法とかも使えるはずだし、身体の作りが前世のままってわけではないよな…」



そう思い、一度食べ物のことは諦めてモニターを見ていく。すると、左下の端の方に四角で囲まれた「?」のマークが小さく書いてあることに気がついた。


気になったので押してみる。そこに書いてあったのは、


====================


『はじめてのダンジョンマスター〜初心者編』

『はじめてのダンジョンマスター〜中級者編』

『はじめてのダンジョンマスター〜上級者編』

『???』

『???』


====================



といった具合で説明書みたいなものがあった。

先ほど部屋作りをする前に結構探していたので、少しイラついた。




「なんでこんなにわかりづらいところにあるんだよ…。絶対あの老人腹黒いだろ。そもそも聞き忘れてたけど、あの老人って何者なんだ?』


実は神様という凄く偉い人なのだが、詳しく話をする前にダンジョンに飛ばされてしまったため、神様だと知らずに老人に対してボロクソ文句を言いつつ、ひとまず「初心者編」を見ることにした。


要約すると、



ダンジョンマスターとは、魔物や魔人を使役してダンジョンに迷い込んだ「ミエラルディア」(この世界の名称らしい)に住む人族、獣族、魔族や野生の魔物を倒し、それに見合うポイントをゲットしながらダンジョンを拡張していき、数あるダンジョンの中で最高のランクを目指していくものらしい。


最高ランクになったところで何になるんだか。


ちなみにランクとは、高いランクから順にSSS、SS、S、A、B、C、D、E、Fの9ランクに分かれており、そこに「C+」や「A-」といったように更に細かく設定されているらしい。ランクが上がる条件は詳しくは書いていない。



そして、自分自身。空腹は感じず、睡眠は必須らしい。腹が減らないということは食べ物の心配は必要なくなったが、食べる楽しみが無くなるのは少し寂しい。


ランクのほかに、俺にもレベルが存在しそのダンジョンのボスとなる。訓練や討伐によりレベルが上昇し、ダンジョンに関係したスキルを習得することができるらしい。スキルは身体の中にある「魔力」を使って行使する為、ポイントは消費しない。スキルによっては使い勝手もいいだろう。



次に、ずっと気になっていた青白い光を発光し続けているダイヤモンドの形をした物体の事だ。この物体は、ダンジョンの『核』と呼ばれるもので、核のおかげでこのダンジョンは姿形を保っているらしい。核には、ミエラルディアに住む奴等にとって大事な「魔素」が含まれており、物によっては若返りや体力、魔力の上昇など特別な物として扱われている。そんな核を手に入れる為に冒険者や探索者などがダンジョンに忍び込み核を狙いに来る。ちなみに、核が割れたりダンジョンから出た瞬間、そのダンジョンは跡形もなく崩れ、ダンジョンマスターもろとも消滅してしまう。持ち運びは可能だが、安易に触れるのはやめておこう。落として壊してもやだし。



「今はひたすらダンジョンを成長させていって、核を持ち出されたりしないようにしていくしかないみたいだな」


少し理解が深まった気がする。が、やっぱり未だにどうしたいなどの目標などは定まらない。


なんだか、正直、面倒臭い…。


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