表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
空木空観察日記  作者: 環田 諷
第一話
4/56

その3

俺の個人的な美少女観があふれてる回です。失敬。

 ドアのところにいたのは、たぶん俺の短い人生で出会った中でも一番の美少女だ。

 基本的に、「可愛くない女の子はいない」が俺の信条だ。だから、ブスはいないと思ってる。でも、美人は美人でいるというのが、俺の感性だとご理解いただきたい。

 どうせならみんなにも分かってほしいから、ちょっと容姿を説明しよう。

 まず肌が白い。陶磁のような白さとか言うけど、本当にその通りだ。それなのに、チークを付けたみたいに頬だけがほんのりと赤いってのがまた何とも。大きな瞳は真っ黒で、黒目がちだ。髪の毛はこう、緑の黒髪ってやつだな。艶やかなロングを、ポニーテールにしてるってのも、個人的にかなりポイントが高い。口も小さすぎず大きすぎず、鼻は眉からすっと通っている。

 素晴らしいのは顔だけじゃない。身長はもう少しほしい百五十センチ台みたいだけど、スタイルが良い。スカートが珍しく規定の長さなので、ちょっと物足りないけど、見える範囲の足は太すぎず細すぎずだ。見えない腿にも、少し期待が膨らむ。胸もあってヒップもあるみたいなのに、腰が細いってのもすごいな。

 とにかく、萌え系漫画から出てきたみたいな美少女だったんだ。

 呼んでくれた彼に礼を言うと、ガシッと肩を組んで耳打ちされる。

「ちょ、ユウ、お前何したの?」

 うらやましいだろう。

「何もしてないけど?強いて言うなら、顔が良いくらいだな」

「…お前に聞いた俺がバカだったよ」

 彼は美少女を一瞥し、ぎこちなく笑ってその場を去った。緊張でもしてたのか?でも共感するよ。

 こほんと咳払いしてから、彼女のほうに向き直った。第一印象は大切だ。そう思って、全力の笑顔を向けた。

「君みたいな可愛い子ちゃんが、俺に何の用かな?」

 すると恥じらう様子もなく、面と向かって、真正面から言ってきた。

「あの!ずっと気になってたんです!」

 キター!やっぱり?やっぱり告白されちゃう感じなのか?

 彼女の声が大きかったので、クラス中から視線が集まる。が、なんだろう。うらやましいとかそういう視線がない気がする。まあ、仕方ないか。美少女はみんなの物だって暗黙の協定があるもんな。ま、イケメンがみんなの物だって協定もあるのかもしれないけど。破って申し訳ないね。

 それにしても、こんな公衆の面前で告白されたのは初めてだ。俺のほうが少し気恥ずかしくなって、首に手を当てて視線をそらした。すると、

紫合(ゆうだ)さん!」

 注意されてしまった。そうだよね、返事はしないと。

 気持ちは嬉しいけど、奥にいる女の子たちの好意もむげにできない。

 そう伝える前に、彼女が制服のネクタイを両手でグイと引っ張った。鼻先が触れそうになるまでに近づく。え?こういう暴走行為に入っちゃうタイプの子なの?付き合う前にチューとか平気な子なの?!

 


まだ空は普通ですかね…?

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ