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91 本来の意味での迷宮探索、構造の調査

 レベルを上げると同時に、ヨシユキは迷宮探索もしていく。

 魔力結晶稼ぎと並行して。



 迷宮の構造は基本的に扇形だ。

 先に進めば進むほど広がっていく。

 そして、ある程度のところまでは平らだが、ある地点で緩やかに下っていく。

 その下り坂がしばらく続くと、また横方向に平らに広がっていく。

 この下り坂が区切りの一つとなっている。

 そこをもって、階層と呼ぶ者もいる。



 そして、その階層ごとの探索は全て終わってるわけではない。

 先に進むほど広がる迷宮だ。

 進めば進むほど探索出来る場所は増えていく。

 探索者の数も限られてるので、どうしても未探査の地域や区域は出てきてしまう。



 そういう所もヨシユキは足を向けていく。

 何が潜んでるのか分からないので危険だが。

 そこに潜んでる怪物を倒せば魔力結晶が稼げる。

 少しでも早くレベルをあげたいヨシユキにとって、この探索は丁度良いものだった。



 巡るついでに、測量士もつれていく。

 迷宮内の正確な地図を作る為だ。

 あれば探索の役に立つ。

 売ればそれなりの値段にもなる。



 さすがに同行させたりはしない。

 測量させながらでは足が遅くなる。

 襲撃への警戒もせねばならない。

 測量は専用の探索班を作ってあたらせていた。



 そうして迷宮の全貌が明らかになっていく。

 迷宮がどんな形をしてるのかがはっきりとしていく。

 まだ推奨レベル30あたりの半分くらいまでしか埋まってないが。

 それでも、今まで不明だったところがどうなってるのかが分かってきた。



 これにより、より安全な通路なども発見されていく。

 近道なども見つけられていく。

 迷宮に出入りする者達にとってはありがたいものだった。



 ヨシユキ達と関わりのない迷宮探索者達の活動もより円滑になっていく。

 あえて迷宮の奥に挑まない者も。

 これから迷宮の奥へ挑もうとする者も。

 誰もがこの先の道順を知る事が出来る。

 それは大きな助けになっていった。

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