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76 奥へと向かう下準備

 古巣の仲間と周りの者達におされて。

 ヨシユキは再び迷宮の奥へと向かっていく。

 とはいえ、すぐに出向くわけにもいかない。

 色々と準備が必要だった。



 まず、今まで頼まれていた迷宮案内。

 暫くこれは休みとなる。

 自分の用事を優先するためだ。

 可能な限りの情報は提供していくが。

 同行はさすがに難しくなる。



 新人教育も同じだ。

 これも定期的に行うのが難しくなった。

 新人はそう頻繁にやってくるものでもない。

 だけど、気がつけば増えている。

 口減らしで追い出される者から、成り上がりを目指して自らやってくる者。

 それらが少しずつ流れこんでくるからだ。



 そういった新人に割く時間は大きく減ってしまう。

 出来れば色々と教えたいのだが。

 それをやる時間が無くなっていく。



 出来れば新人教育も確立させておきたかった。

 人材確保の為に。

 簡単に死んでしまっては、人員の確保が出来なくなる。

 それは迷宮攻略を滞らせる。

 あらためて迷宮に挑もうという新人の教育はしたかった。



 仕方が無いので、ある程度レベルの上がった者達に新人を引率させる事にした。

 ヨシユキが教えた者達などで、既にそれなりにレベルの上がった者達。

 それらに新人を振り分けて、教育させる。

 もちろん、全員に強制するわけにはいかない。

 志願者を募って預けていく。



 ついでに、引率の仕方も教えていった。

 やり方を書いてまとめもした。

 ヨシユキがいなくても上手くやれるようにしていった。



 なお、迷宮の奥地についての覚え書き。

 新人教育用の教本。

 これらの作成において、ユリに大きく助けてもらった。

 専門家がいると作業がとてつもなくはかどった。



 こうした準備に時間がかかってしまった。

 手を抜くわけにもいかないから、出来るだけの事をしたためだ。

 気がつけば3ヶ月ほど経っていた。

 そのおかげで、ヨシユキなしでもどうにか仕事は動くようになった。

 あとは、迷宮の奥に向かうだけ。



 その為にヨシユキは、もう一踏ん張りすることになる。

 迷宮の奥に入って、経験値用の魔力結晶をとってくる事になる。

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