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71 奥へと向かう者達

 タケヒトと久しぶりに話してからしばらく。

 相変わらず迷宮の案内をして。

 新人教育もして。

 そうして日々を過ごしていた。



 その中で周りの者達に声をかけていく。

 最近の調子はどうだとか。

 今はどんな事をしてるのかとか。

 迷宮も今までより奥に入るようになったなとか。

 様子を尋ねていく。



「前よりはかなり良くなってるよ」

 尋ねた者達はたいていそう答える。

「新人も使えるし、やり方も分かってきたし。

 これならもう少し奥で稼げるしな」

 だから今までよりも奥へと向かう。

 1円でも多く稼ぐために。



「それにな」

 更に言葉を続ける。

「なんか、欲も出て来てな。

 俺達ももう少し奥へ挑んでもいいなって」

 そういうものなのかと思った。

 だが、そういうものなのだろうとも思った。



 今までより出来るようになった。

 そうなれば、今まで出来なかった事に手を出したくなる。

 挑戦したくなる。

 そういう者も出てくるだろう。

 もちろん、そうでない者もいるが。



 だが、より安全に効率的に稼げるなら、そうしたいのが人情だ。

 まして危険がつきまとう探索者稼業。

 楽に稼げるならその方がいい。

 生きてるうちに、体が動くうちに蓄えを作っておきたい。

 それが人情だ。



 それが迷宮奥へと向かわせる原動力になっている。

 当然ながらレベルも上げていく。

 それが出来るだけの余裕も生まれている。

 今までよりも入手数が増えた魔力結晶を使って。



 先へと進めるようになって更に稼げるようになって。

 稼ぎが大きくなるから成長も更に出来るようになる。

 自然と迷宮の奥へ奥へと向かうようになる。

 最前線へと向かう形になる。

 そこまでするつもりがなくてもだ。



「でも、思っちまうよ。

 このまま行ける所まで行ってみようかってね」

 自分たちももしかしたら迷宮の更に奥まで行けるかもしれない。

 そんな思いがほどほどに稼いでいた者達にも生まれているようだった。

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