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44 ヨシユキが抱いた心配

 問題は更にある。

 今は3人で上手くやっている。

 付き合いも長くなってるというのもあるだろう。

 出会ったばかりというわけではない。

 だからこそ気になる問題がある。



 3人に新しい者が加わったらどうなるのか?

 はたして上手くなじめるのか?

 そういった心配がどうしてもつきまとう。



 誰かが入った事で、それまでの人間関係が崩れる。

 今は3人で上手くやれてるが、これが4人や5人になった時にどうなるか。

 それが心配だった。

 上手く3人になじめる人間が来れば良いが。

 3人もまた、新しい誰かになじめれば良いのだが。



 ただ、今の時点では問題は無い。

 先のことは心配だが、それは今後考えれば良い。

 今を生きる事も出来ないなら、未来を心配する必要もないのだから。



 そんな心配もあるが、評価できるところの方が多いし大きい。

 これが3人にとって大事な事だと思いたかった。



 その筆頭が、度胸があること。

 腰が引けていない。

 普通、戦闘などになれば少しは緊張するものだが。

 3人にはそれがない。

 そのあたりの事を聞くと、

「だって、迷宮の奥よりマシじゃないですか」

「うん」

「そりゃ、怪物相手に戦うのは怖いけどさ。

 でも、経験値稼ぎの時に見た奴等ほどじゃないし」

 これらが理由らしい。



 なるほど、推奨奨レベル10のところを巡った後だ。

 入り口付近の最弱の怪物なんか怖くもないのだろう。

 肝が据わったというか、迷宮と怪物に慣れているようだった。

 3人が落ち着いて戦ってのも、これが関わってるのだろう。



 そして、目を引くところがもう一つ。

 ツバキの祝歌。

 アヤメの剣舞。

 その効果だ。

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