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27 強制レベル上げ開始

 装備もととのえて迷宮に挑む。

 緊張してる3人娘達と合流したヨシユキは、先頭に立って進んでいく。



 隊列はヨシユキが教えた通り、先頭に探知・警戒が出来る者を。

 真ん中に接近戦が苦手な者を置いていく。

 最後尾は後ろからの攻撃を警戒して戦闘が出来る者を。

 この為、前から順に、ヨシユキ・サクラとツバキ、アヤメという順になっている。



 この隊列で入り口付近の区域を越えていく。

 本来なら初心者推奨である場所だ。

 そこを越えて奥へと向かう。



 危険なのは分かってる。

 ヨシユキだけならともかく、初心者の3人には厳しい。

 しかし、レベルを上げるためだ。

 どうしても無理や無茶をしなくてはならない。



 その為、幾らかレベルが上がった者達が活動する区域。

 そこでの探索を行っていく。

 ヨシユキなら一人でも余裕で回れる場所だ。

 そこなら無理なく稼ぐ事が出来る。



「着いたぞ」

 目的地に着いたところで、ヨシユキは足を止める。

「ここで稼ぐ。

 お前らにはきついだろうが、我慢してくれ。

 レベルが上がるまでだ」

「ひゃい!」

「うん!」

「わかっちゃあああ!」

 舌がもつれる3人は、それでも元気だけは示そうとした。

 声も震えているので無理だったが。



 無理もない、レベル1では決してきてはいけない場所だ。

 出て来るモンスターは強力で、人間を一撃で殺す事が出来る。

 そんな場所に来てるのだから緊張しない方がおかしい。



 そんな3人をあえて無視してヨシユキは進んでいく。

 怪物のいる方向へと。

 探知能力を使って、倒すべき敵がいる場所を探していく。



「こっちだ」

 3人に声をかけ、見つけた気配へと向かう。

 その後ろを、おっかなびっくり3人はついていく。

 怖くて仕方ないが、逃げるわけにもいかない。



 もう危険地帯の中だ。

 下手すればすぐに死ぬ。

 そうならない為にはヨシユキについていくしかない。

 今、この場で最も安全なのはヨシユキの近くだけなのだから。

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