125 ありあまる能力を使って発展をさせていく
その後、どうにかこうにか移住先の整備と拡大拡張をすすめ。
教育と育成に力を注ぎ。
研究開発にも力を注いでいった。
レベルを上げる事で得られる高い能力。
その能力を持った者達を用いて行われる技術革新。
それがまた移住先の発展を促していく。
装備の生産も力を入れていく。
最低でも二段や三段の性能を持つ武具を用意していく。
それとは別に、銃器なども開発していく。
魔術器具も改善改良を進めていく。
新たな魔術用品の開発も進めていく。
少しでも生活を楽にするために。
また、工業用品なども増やし、生産性を上げていく。
これらと並行して、魔力を使わない道具も開発していく。
魔術器具は便利だが、魔力がないと動かない。
その魔力は迷宮でとるしかない。
どうしても入手できる数に限りがある。
それに頼らない器具の開発。
これはどうしても必要だった。
そうなれば、魔力に頼らないで済む。
迷宮に頼らないで済む。
その状況を手に入れるために、ヨシユキは様々な道具の開発を進めていった。
ただ、その為に迷宮を利用している。
高レベルの状態を最大限に活かせる場所だからだ。
そこで高めたレベルを元にして様々な研究開発を進める。
魔力からの脱却を求めながら、魔力をもたらす迷宮を使う。
これはこれで矛盾の極みに思えた。
しかし、こうしたなりふり構わないやり方が発展をもたらす。
様々な器具が生まれてあふれる事で、世の中は変わっていった。
作業時間が短縮されていく。
製品の質が向上していく。
今までよりも楽に生活がしていけるようになる。
医療も向上し、死傷者が減っていく。
乳幼児の死亡率も激減していく。
生まれた子供がほぼ全員成人を迎える事が出来るようになる。
国との差が大きくつき始めていく。
人口は1万人を簡単に突破。
その後も新生児の数に応じて増加をしていく。
過剰なまでの発展。
それをヨシユキ達は作り出していった。
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