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11 新人集め

 翌日からヨシユキは新人の育成を開始していく。

 まずは探索者登録所に出向き、新人の募集を頼んでいく。



 政府の意向で探索者の管理をするのが登録所である。

 その業務の一環として、人員の募集を告知する事などがある。

 場合によっては、探索者に声をかけて引き合わせる事もする。

 ヨシユキが今回利用したのは、こういった機能だ。



 人を集めるだけなら、こういった場所を利用した方が早い。

 一人一人声をかけるよりよっぽどやりやすい。

 あまり使われる機会のないものだが。

 なにせ、利用するのは大規模な旅団くらいだ。

 どうしても人員が必要になるので、定期的に募集告知をだしている。

 旅団に欠員が出てしまった場合にも、募集告知が出る。



 今回のヨシユキの場合、臨時で組む攻略班の編成が目的だった。

 これは継続的に活動する旅団とは違う。

 当面の数合わせや、互いの人柄を見る場合に用いられる。

 あるいは本当に短期間だけの活動を念頭に置いた場合だ。



 ヨシユキもいきなり旅団を作りたいとは思わない。

 作っても上手く運営出来るとは思えない。

 まずは様子見として、少人数で活動をしていきたかった。

 そうして実際にやってみて、問題を洗い出したかった。

 何をやるにしても、まずは小さな所からというのが基本だ。



 この新人集めは意外と上手くいった。

 高レベルの探索者というのが大きい。

 曲がりなりにも迷宮の奥地まで潜った者だ。

 そんな人間が募集をしてるのだ。

 食いつかないわけがない。



 ヨシユキ自身はそれほどでもと思ってるのだが。

 周りの目は違う。

 タケヒト達に比べれば劣るにしてもだ。

 それでも高レベルの探索者なのは変わらない。



 そんなヨシユキの募集に応じて集まったのは30人ほど。

 いずれも探索者登録して一年未満の者ばかり。

 なりたての本当の新人から、今日まで何とか食いつないできた者まで。

 実に様々な者達が募集に応じてきた。



 それらにヨシユキは、

「それじゃやるぞ」

と言って活動を開始していく。

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