第八話 「ゴブリン」
四日目
今日はゴブリンの依頼。ゴブリン二十体討伐だ。さすがに前回みたいなことが何度も起こるはずないからすぐ依頼完了できるだろう。
早く終わらせて二個目の依頼を受けたい。まず金を集めることが最優先だ。それから家を買う。これが今の目標だ。
そんなことは置いておいて、今回も前回と同じ森へ行く。昨日みたいにならなければいいが…(フラグ立ててしまった)
一時間後
またいないんだけどどゆこと!?見つかってもせいぜい二、三体ぐらいだし!またこうなった!つかフラグ回収したんだけど!?
そう心の中で考えながら歩いていると、洞窟が見えた。なんだこの洞窟と思いながら見ていると、二匹のゴブリンが出てきた。さらに十匹。
そこで俺はある仮説を立てる。ここはゴブリンの巣ではないかと。また五匹でてきた。どんだけいるんだこの中に。ナビによると、普通百から二百ぐらいらしい。
これだけ出てきたのもうなずける。しかも、こいつらの中には上位種もいて、連携してくるらしい。え?じゃあ、この中のやつ全部倒さないといけないの?
「ギャッギャギャ!」
どうやらきずかれたっぽい。はいはい、戦えばいいんだろ?そう思った時,ゴブリンがわらわら出てきた。
どうやら二百体は越えてる。
おれが来なかったら巣の中からゴブリンが追い出されていたらしい。…五十体ほど。そんなに出てきたら初心者が一瞬で殺されてしまう。
…俺?もちろん大丈夫だよ?上位種がニ十体以上いない限り。まあそんなことは置いておいて、今回は魔法で倒す。
軍隊炎矢という魔法だ。その名の通り、軍隊が放つ火矢のように大量のファイアーアローが飛んでいく。
この魔法ですべて倒そうと考えたのだ。魔法を使うと、実に百本以上のファイアーアローが飛んでいく。いや、控えめに言ってもこの魔法は強い。
二百体以上いたのをわずか十分足らずですべて倒したのだから。
ま、そんな感じで、宿に帰ったのだった。
(ちなみに、報酬は黄銀貨一枚。かなり強いゴブリンキングまでいたらしい。)