第四話 「初戦闘」
「ガアアアアアアアアア!!」
「ナビ!あいつから逃げるにはどうすればいい!?」
そういいながら、俺は腕と足、合わせて六本の熊(昆虫かな?)から逃げていた。すると、ナビが冷静に返す。
「あのクマ、「レッドベアー」は嗅覚に優れていて、逃げることが困難です。スキル、「刀術」を作成し、居合切りを発動してください。」
いわれたとおり、スキル「刀術」を作成し、居合切りを発動した。(剣道をやっていたのが役に立った…と思う)すると、クマの首がそのまま落ちてきた。「は?」と思いながらボーっとしていると、ナビが
「スキル、アイテムボックスを作り、クマを収納することをお勧めします。町で換金することができます。」
と言った。そして、作ろうとして、あることに気づいた。そういえば、俺、気絶するじゃんと。そこでナビに聞いてみると、
「LvとMPその他のステータスも上がっているので、気絶する心配はありません。」
と答えた。半信半疑ながらも作ってみたら、本当に大丈夫だった。さすがナビだ。そうして、クマを収納して、町に向かったのだった。
一時間後
町につくと、門前で三十分ほどならばされ、丸い何かに触れろと言われ、(犯罪者かどうかを判断するためらしい)最後には、銀貨一枚払えと言われた。お金がなかった俺は、兵士に、
あーすまん金がないんだ。さっき狩ったクマがあるから、そいつを売ってもいいか?」
と聞いた。すると、こころよくOK と言ってくれた。そして、クマを出すと、
「おい!こいつはレッドベアーじゃねーか!!」
と驚かれた。そんなに珍しいのだろうか。そして、黄銀貨4枚と、銀貨99枚もらって、中に入れたのだった。