第一話 「転移」
ども!昨日に続き、無名のkeiです。
短かったらいってください。これからもお願いします。(見てる人いるのかな?)
…ここはどこだ?なんかの撮影か?だが、それならあんなリアルな魔法陣をどうやって出した?あの一瞬でどうやってここまで運んできた?
この出来事には、流石にクラスメイトも動揺しているのか、ガヤガヤと騒ぐ声が聞こえる。話題はもちろん、この場所に関してだ。異世界ではないかと話し合っている。
「みんな!落ち着け。まだここが異世界であると決まったわけじゃない!」
学年でも人気であり、俺の中学からの友人でもある優弥が、声を張り上げて、落ち着くように言った。この声で、かなりの人が落ち着いたようだ。…影響力強すぎだろ。
皆が落ち着いたのを見計らって、椅子に座っていた弱々しそうな人間が声を出す。
「突然ですまない。事情を説明するためにも、まず、この世界の説明をさせてもらう。この世界には三つの大陸があり、それぞれ、人国ソルド、獣国カノン、魔国アークという3つの国の領土となっている。
この三つの国は仲良くやっていたのだが、領地の問題で戦争へと発展してしまった。しかし、我ら人間より身体能力に優れている、魔人や獣人を相手にできるほど強いものは数少ない。そこで、君たちを召喚させてもらったのだ。
君たちには、この王城でしばらく訓練をしてもらい、その後、魔獣を倒し、レベルを上げてもらう。戦争に勝利した暁には、お主たちが望むことをしてやろう。ここまででなにか質問はあるか?」
かなり偉そうな口ぶり。たぶん、王様かな。
そう考えながら見ていると、優弥が手を上げ、質問をする。
「もしも、戦争に勝つことができたら、僕らは元の世界に帰れるのですか?」
「…すまないが、それは保証できない。だが、この術式は女神に教えてもらったものだ。もし戦争に勝ったら、帰還用の術式を教えてくれるかもしれない」
そこから、手を挙げる人はいなかった。ここが、本当の異世界であると理解し始めたらしい。
もう質問がないと確かめた王様が隣りにいる兵士に、「後は頼んだぞ」という風に目配せした。兵士はそれにうなずき返し、話し出す。
「ステータスオープンといってみてください。自分の職業、スキル、Lv、能力値を見ることができます」
いい終わると同時に、みんなが口々に、「ステータスオープン」といった。
みんなそれぞれに驚いている中、優弥がぽつりとつぶやく。
「勇者だ…」
その瞬間、城内から喚声が上がった。勇者というのは、それだけ強い職業なのだろう。そんな中俺は…
「鑑定士…スキルは…鑑定…だけ?」
…そう、ポツリとつぶやく。かなり小さい声で言ったはずなのだが、それが聞こえたのだろう、兵士は吐き捨てるように言った
「何!鑑定士だと!?ステータスがほぼ成長しない職業ではないか!そんな雑魚などいらない!門番に言って、北の森に捨てて来い!」
その言葉に戸惑っていると、後ろから急に兵士に引っ張られてしまった。そのまま俺は馬車に乗せられ、森に捨てられてしまったのだった。
なんていうか・・・ものすごく変わりましたね。自分の文章の書き方。改定したところが結構多くなってしまいました。一応、召喚判明→鑑定スキルしかない事が判明→森に捨てられるという流れは変わってないので、大丈夫だと思います。何か書き加えたいことがあったら書き加えます。