プロローグ
どうも!まだ無名のkeiです。悪いところ、いいところなど、してきおねがいします!
プロローグ
日常は、こんなにも簡単に崩れるのだと、初めて思い知ったのは、高校二年の始業式の日だった。
この日記は、俺が異世界で体験したことなどを書き記した日記だ。
一日目
「あーあ。今日からまた学校かよ。せめて異世界にでも転生して楽したいわ。まあ学校がある世界もあるけど」
そう愚痴をこぼしながら、俺は通いなれた高校へと向かう。普通の人生を送って、早16年…そろそろなにか楽しいことがほしいもんだな〜と、そんな事を考えながら歩いていると、後ろから急に声をかけられた。
「や!建斗!一週間ぶりかな?久しぶり~」
あまりにも急だったし、別のことを考えているときでもあったので、少しびっくりしたが、すぐに冷静になって、返すことができた。
「おう。お前か。確かに一週間ぶりだが、久しぶりとは言わなくないか?」
そんな俺の返事に、声をかけてきたやつは「え?」というような表情をしつつも、俺の隣にピッタリとくっついてきている。島野由美。文武両道で、才色兼備なやつなのに、所々抜けているところがある。バカではないが、アホではあるって感じだな。そんなこいつと俺は幼馴染で、結構仲が良かったりする。まぁ、学校じゃ話しかけないように言っているが。
俺?俺は、石原健斗という。漫画と小説が好きなだけの、普通の高校生だ。こいつに比べちゃ運動もできないし、勉強もできない。唯一の特技といえば、料理ぐらいか。
まぁ、紹介も終えたことだし本題に入ろう。
学校につくまでの時間、俺と由美は一緒に話しながらも学校に行った。やっぱり、こいつと話していると楽しい。本来なら30分ぐらいでつくものが、10分ぐらいで着いたような気がした。
その後、入学式を済ませ、教室で皆が自己紹介をしている時だった。どうせ友人以外と話す気は毛頭ないし、昨日もずっとゲームをしてたから、眠くて少しうとうとしていたのだが、「ヴン」という不吉な音がして目が覚めた。
その時、下に魔法陣のようなものが出ていたように見えたのだが、それをしっかりと確認する暇もなく、俺たちは、中世風の城の中にいた。