表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

under 500

BIRTHDAYレストラン

掲載日:2020/07/11

1000人規模のレストランの厨房の前の席にいる。


彼女とのディナーだ。


今日は僕の誕生日。


彼女がこのお店を予約してくれた。


もう、楽しみで楽しみで仕方ない。



「あれっ、ヨウコじゃない?」


「えっ、嘘?ナギサ?」



彼女の親友が偶然来店し、二人は長い間、話し込んでいた。


やがて、その友人は去り、彼女と二人の時間が続いた。


他愛もない会話の中に、僕の誕生日の話は全く出てこなかった。


すると、ケーキを運ぶ店員が出てきた。


でも、どんどん遠ざかってゆく。


それが連続した。


出てきたと思うと、違うテーブルに運ばれる。


自分の番はなかなか来ない。


そして、やっと僕のテーブルにケーキが来た。


しかし、ケーキには彼女の名前が書いてあった。


そして、歌にのせて彼女の名前が連呼された。


あちらのお客様からです、と言われて向いてみると、彼女の親友が手を振っていた。



「実はね、私の誕生日は今日だったの」



彼女が僕に伝えていた誕生日は嘘だった。


そして彼女は、僕の誕生日など一切覚えていなかった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ