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アナザーワールド 〜My growth start beating again in the world of second life〜  作者: Blackliszt
第3部 〜ダンジョン ”テール” 攻略〜

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125 交換所、新しい装備

「やっぱりあの魔法文字といいリヴァイブといい、この交換所の仕組み。どうにも身に覚えがありすぎる」


 あの祝いから2日後、1日の休みを挟んで僕は今、ダンジョンにある交換所を訪れていた。


『こんにちは。カードの提示をお願いします/《新規の方はこちら》』


 交換システムがあるのはボックス、そして入室すると唐突に浮かび上がる青く光る僕の魔力版にも似たそれが現れた。


「これって魔力で構成されているだけでまるで機械、いや、ホロに近いからSFでよく見るあれだな」


 そして、交換所と呼ばれるそこの仕組みに一人感心するとともに、頭を悩ませてもいた。


「これはもっと早く来るべきだったかもな・・・」


 僕はどちらかというと楽しみは後にとっておくタイプだ。そして手順もまた然り、しっかりとできれば踏みたいたちである。

 これまで僕は交換所には己で許し、実感できる実績を達成するまで立ち寄らないと後に後にと訪問を先延ばしにしてきた。先日、キングを倒したことでそれが達成されたから今日、こうして初めて交換所に顔を出したわけだが──


「キング然り交換所然り、もっと情報を集めていてもよかったかもしれない」


 同時に後悔する。僕はトードーズに挑戦するにあたってその特徴を捉えた資料に目を通しはしたものの、他のパーティーが挑戦するトードーズのコンテスト観戦もしてこなかった。理由としては単純に楽しみは自分で確かめたかったという好奇心と、自分のこれまでの成果を試したいという自己満足のためだった。もしもっと早くボス戦のコンテスト観戦をしていれば、オブジェクトダンジョンの特異性をもう少し深く掘り下げて先日の気づきにもっと早く辿り着いていただろう。


「そろそろ考え始めてもいい時期かもしれないな」


 だがこの後悔は許容範囲だ。予感はあった。ただ僕はどうしても元の世界に帰りたい訳ではなく、もちろん向こうの世界の父さんや母さんに妹に会いたく訳ではないが、この魂は一度死んだ()、今の世界で僕は新しい肉体とともに自由を得たし、確信に変わったそれをこれから研究し始めても何ら支障はないだろう。

 僕はスクリーンをいじりながらふと、そんなことを考え──


「はっ?」


 そのスクリーンに表示された交換対象の品目に、ピタリと動かしていた指を止める。


「農作物が交換対象のメインだって聞いていたけど、こんなに・・・」


 そして驚愕する。そのリストに載ってきた品目の数々に。


「人参やきゅうりやキャベツなんかはもちろん・・・カカオに砂糖まで!? 何この品数!!!」


 それは僕の想像をはるかに超えた様々な交換品。その種類は僕が聞かれてパッと口にできるものはもちろん、名前を見て思い出しそうなものからそれら加工品までと様々だった。


「チョコレートに花まで、これじゃあ農作物っていうより植物&加工品って感じじゃん・・・一体どうして」


 確かウォルターやラナから聞いた交換できる商品のラインナップは個人間で多少のバラツキがあるものの、このダンジョンに生息するモンスターの素材と一般的な作物に限定されているって言っていたはず・・・


「個人間でのバラツキ・・・ハハ、まさかそんなことが」


 僕はそれからしばらく硬直していた。この品目の多さから考えられる可能性は一つ、この交換所のシステムで対象となる品はおそらく使用者の知識に基づくということ。

 どうしてそう言えるのかといえば、例えば砂糖の安さである。通常、この国で流通する砂糖の値段は1kgで大体前世換算で2万円ほど、それが僕の交換品ラインナップの交換条件ではダンジョンポイントにして300dpt、1dpt=約1円であるから、明らかに前世の砂糖の値段を参考にした価格になっていた。


「モンスター素材はその都度値段が変動するからギルドはこの交換所の交換ポイントに合わせて少し割安で素材を売っていたはずだけど、他の子のオブジェクトダンジョンオリジナルの商品に関してはその限りではない・・・か」


 この実証には他者との交換可能リストの比較が必要となるが、おそらく条件はその品についてある程度の知識があることが前提となるのだろう。


「でもこれは検証できないな・・・」


 しかしこれはすぐにでも検証してみたいが、これもまた、安易に外に口外しない方が良い情報であろう。然もなければ、いらぬ誤解や疑心を生みそうだし、称号《精霊王の寵愛》ならまだしも、《転生者》のことは誰にも話したことがない。もちろん全ていつもの手《知の書》様のせいにして検証を強行しても良いが・・・なんか墓穴を掘りそうで怖いし、自分からそのリスクを冒すほどこの件に関しては切羽詰まっている訳でもない。

 兎に角、検証もできない今、僕の足らない頭で考えつく現実味ある可能性はこんなところだ。


「おいリアム! まだか!?」


 すると、そんな考察を一人個室でブツブツ唱えていると扉を叩く音が──


「ごめん! あと少し待ってて!」


 僕はその呼びかけに慌てて答える。


「そうか・・・いや何、ずいぶん静かだから心配になっただけだ。ゆっくりでいい」


 そして扉の向こうの声は、慌てる僕をなだめるようにゆっくりでよいと余裕を与えてくれる。


「なるべく急ぐよ、アルフレッド」


 僕はそんな優しさを見せてくれた親友の言葉に落ち着きを取り戻してそう呼びかけ、再びスクリーンに面とむかって操作を再開する。


 交換所のシステムはこのボックスで交換する品を選択、その後、別の場所にある品が転送される交換場へと移動してそれを受け取る。更にその交換場は一つ一つロックされており、交換者しか交換品を受け取れないように登録された交換者の魔力を鍵として仕切られてもいる。


『では、E-2番の交換場へどうぞ /《確認》』


「E-2・・・確認っと」


 しかしそれでも交換できる品物は複数ある。量によっては大量の人員も必要になってくるために、全てこのシステムが勝手に量に見合った大きさの部屋へと案内されるのだ。

 因みにもし、ここにある広さの交換場でもスペースが足りなかった場合はエラーとして処理されるらしい。しかしそもそも、そんなに大きな品物はラインナップにもいないし、だから問題は数、ごく稀に、大商人が大量一括交換をしようとしてエラーが発生した事例が過去に数件あるらしい。


「これでこっちからもアクセスして品を預けられればもう完璧なんだけど」


 その後、スクリーンに表示された『お疲れ様でした。ご利用ありがとうございました』という表記を見て、僕は少しだけ不満を漏らす。


 ボスを倒すと光の粒子となって解体され、一旦、この交換所の引き出しシステムへと転送される。そしてその素材の引き出しは、討伐に参加したものならば誰でも行えるのだ。

 ただし、こちらからそのアイテム空間にアイテムを入れることはできない一方通行のシステムでもある。何とも中途半端なものだ。


「恩恵を享受している側からボヤいていてもしょうがないでしょう、マスター。それより今日は帰ってから例のあれですからね」

「例のあれ?」


 すると、確認を済ませた矢先に念押しをと何やら身に覚えのないことを口にするイデア。


「例のあれは例のアレです。素材の方はこちらの方ですでに交換品としてハッキ・・・申請しておいたので、交換場にそれもあるかと」


 そして彼女はそんなことを言ってみせるのだが──


「今絶対ハッキングとか言おうとしてたよね!? どういうこと!? なんでイデアがそこまでこのシステムに干渉できる訳!?」


 僕は直様真実を確かめるべくツッコミを入れる。


「別に特別なことはしていません。私はマスターの魔力を共有するものですから、システムも私がマスターのダンジョンポイントを使うことを了承したのでしょう。あとは正規ではないルートからそのアクセスを・・・ワタシワダレ、ココハドコ?」


「唐突であからさますぎやしませんかねイデアさん!・・・逆に凄いよ」


 質問にちらっとだけ答えて後はとぼけるイデアに、僕は更なるツッコミを入れつつため息をつく。


「で、何交換したわけ? 言っとくけどモンスター素材ならここで交換するよりギルドで買ったほうが安いんだけど?」


「・・・はっ! それはいつもお世話になっているこのダンジョンに対する相応の礼を尽くしたまで。これまでその役目を果たしてこなかった不肖のマスターに代わって私から、ご挨拶がわりに私の方から多めに購入させていただいたかぎりです」


「何そのお母さんみたいな理由。それにそもそもダンジョンは人じゃないんだからそんな訳のわからない理由で・・・」


 ちょっと待って、今この子「・・・はっ!」って言ったよね「・・・はっ!」って。

 僕はイデアのその、苦し紛れの訳の返しを発言しながらそれを思い出して言葉を詰まらせる。そして──


「もしかして何の考えもなしに勝手に素材の交換を──」

「それに経済を回し発展に貢献するのであれば、貯蓄してばかりではダメなのでしょう? マスターの記憶の中にあった経済関連の本に書いてありました」


 ここだと言わんばかりに、どうよどうよとねちっこく畳み掛けてくるイデア。


「でもダンジョンポイントってモンスターを討伐して得られる訳だからコストはほぼゼロと言ってもいいだろう? だったら別にその分消費しなくても、プラスにもならなくてもマイナスにもならないと存じるんですがイデアさん?」


 しかし僕も負けじと反論を行う。生産に費用のかかっている産業ならまだしも、ダンジョンポイントの発掘にかかる労力は己の肉体のみ、かかる装備代を除けば完全にノーコストといってもいいほどに、自主独立した生産であると言える。


「よく考えてくださいマスター。もし仮にマスターがこれまで討伐したモンスターを他の冒険者が狩れていればと。さすれば、マスターがモンスターを狩ってしまうことで、その冒険者たちのエンカウント率を確実に下げているといえます」


「そんなifは話にならない。現実に、そのモンスターは僕に狩られてしまっているのだから」


「ですがマスターがモンスターを倒しポイントを得ているのもまた事実です。はてさて、一概に全てがそうだと否定できますか?」


『ぐぬぬ・・・否定できない』


 だがその思惑は突然断ち切られることとなった。僕は更なるイデアの反論に反論できないでいた。


「それに結局、ダンジョンポイントは交換だけでなくこの国で第2の通貨として用いられ、相場もあります。更にカードを持つ者へポイントを与えることも可能ですから、生産に関わる生産者がこの輪の中に編入されている時点でその理論の盾は一気に薄く、脆く崩れるものであると()()します」


 この野郎、あえて愚考という部分を強調して反論してきやがったりましたぜこんちくしょう。


「また、そのシステムによってそもそもの発展に寄与するはずの労働者の労力自体がこちらに流れているという見方もできる訳ですから、その冒険者たちが消費することはとても重要であり、未来の街の発展のために果たさなければならないいわば義務、そうそう、そもそもダンジョンを管理するギルドという組織がある時点でこれは・・・」


 本当によく、ここまで口が回るものである。もし彼女が僕の口から生まれたのだと言われれば、疑いの余地もないほどに、イデアは僕があえてマクロ急に視野を狭めて議論していた内容に、次々と要素を加えて話を膨らませていく。


「本当、もう勘弁してください。僕の負けです・・・」


 普段からサポートしてもらっている僕からしてこの優秀さが憎らしいやら頼もしいやら、複雑である。


「であるからして、マスターの愚行を正すべく? 愚考しかできない脳しかない私が? 僭越ながら約束を覚えてもいない我がご主人(愚者)のために気を利かせたというのにこのマスターは・・・」


 しかしイデアの煽りは止まらなかった。


「謝ってるよね僕!? それにそれはちょっと言い過ぎじゃないかな!?」


 ここまでくると、ちょっと僕も涙目である。


「ふぅ・・・スッキリしました。ではマスターのその愚かさ全てを許すとしましょう」

「釈然としない」

「リアム大丈夫!? さっきから何やら大声で叫んでいるようだけど!」

「あゝごめん!!!もう終わったから今直ぐ出るよ!」


 一連のやりとりが終わり、外から聞こえてくるエリシアの問いかけに僕は急いで振り返って個室の扉を開ける。


 ・

 ・

 ・


「これは?」

「見ての通り、糸です」

「いやそれはわかるけど何で」

「糸です」


 交換所から出て交換場、田舎の公民館とかにありそうな体育館ほどの広いE-2スペースにどっさり置いてあるキングの素材諸々の隅っこに、ポツンと置いてあったそれを問うべく、僕はイデアに問いかける。


「でこっちは・・・」

「布です」

「いやだからそれはわかるんだけど・・・」

「布です」


 しかし如何せん、どうも会話が上手く成立していない。


「あのね、僕が聞きたいのはこれが何か」

「布と糸です」

「ということじゃなくてね? これを何のために交換したかということで・・・」


 ここまでくると流石に学習するというもので、スルースキルも少しずつ上がってくる。ま、こういう横柄なことは直ぐに忘れてしまいそうだけれども。


「本当に、マスターは愚かで阿呆なマスターなのですね」


 すると、またしても僕を煽ってくるイデア。


「先日、私と交わした約束をお忘れですか?」

「いや先日交わした約束って・・・」


 僕はそのイデアの逆質に答えられなかった。


「それもマスターをおもちゃにでき・・・マスターのためにと思って提案したというのに、その暖かい隣人心を無情にも忘れ無下にするとはオヨヨ」

「隣人心って・・・それもはや他人だから」


 まぁ彼女は、いつ何時とも一緒にいる心の中の隣人というような意味で言ったに違いないが。


「でも思い出したよ。これはつまり僕の新しい装備を作るための材料というわけだろ?」

「はい。ようやく思い出されましたかバ(カ)スター」

「おいどうしてバとスの間のカをわざわざ略した。別に略す必要なんてないだろ」


 わざと、バとスの間のカを省略してわけのわからないもじりを繰り出すイデアにツッコミを入れる僕。


「これもまた、打たれ弱く脆いマスターのために温かく慈悲深い私が直接的な表現を避けるためにとった隣人心(やさしさ)というヤツです。今これくらいの劣称で呼ばれるだけで済むのであれば、約束を破られた私の傷心を考えても安いものであると考えるのですが?」


「ああはいそうですね。それじゃあ今だけはバスターでもマッスルバスターでも何とでも呼ばれてあげるよ」


 あえてここは、投げやり気味に振る舞う。こうすることで少しでも、イデアからの強撃をいなそうと──


「そうですか。ではマスター、さっさとそれら材料を亜空間にしまってください」

「・・・・・・」


 そのイデアの反応に、僕は怒りと恥ずかしさから強く拳を握りしめ、プルプルと腕を震わせる。


「どうして・・・」

「私は『今だけ』と言いました。そしてその『今だけ』の『今』は『今』だったわけです今」


 ポツリと零した僕の疑問に、イデアが答える。


「・・・イデアなんて」


 そして僕は──


「イデアなんて嫌いだぁーーー!『《ディメンションホール》』」


 心の中で空間魔法 《ディメンションホール》を唱えて発動させると、次から次へとその材料たちを亜空間に放り込んでいく。


『・・・んべ』


 そんな僕の乱心の心の片隅で、僕をイジリきって満足したイデアが、最後に『んべ』っと舌を出すようにして勝ち誇っていた。その言葉がこの場限りの本気の発言ではないことを、心の隣人である彼女は知っている。それはそんな彼女が、僕も知る由のない魂ともいえる精神の根幹的な場所で見せた、静かで刺激的な勝利宣言だった。


 ・

 ・

 ・


──帰宅後。


「マスターにはキングトードの厚皮と油を応用し、これから私監修のもと取り仕切られる新装備を作ってもらいます」


 僕はイデアの監修のもと、自室で裁縫に追われていた。


「くそぅ・・・まさかこんなことになるなんて」


 そして一人、寂しくせっせとその糸を通した針を持つ手を動かしていく。


「ほら、そろそろ油につけた糸を取り出していい頃合いですよ」


 イデアには体がない。今回の服はあくまでも装備、体を守るための対応策。そのため、外敵に解除できる可能性をミリでも孕む魔力による代用で陣を貼り付けるわけにもいかず、強度のある魔糸で自ら服に刺繍をせねばならない。そしてその刺繍をするのは一体誰なのか・・・本当に僕は馬鹿だった。


「も、もう指が・・・」

「そんなの疲れのうちに入りません。それに刺し傷なども回復魔法で直ぐに治癒できるでしょう・・・はいそこの継ぎ目をしっかりと結んでください」

「スパルタ!?」


 装備はキングの油につけて乾燥させた布と糸を使ったフード付きのマントに、なめしたキングの皮とこれまたマントを作った時に余った布を応用して作った通常装備インナーだ。

 あの巨体に対し、手に入ったキングの油はあまりにも少なく、また今回の報酬はメンバー全員で山分け、手に入った素材をみんなで平等に分配した。結果、長持ちするマントとインナーを作り、用途上一番消費が激しく汚れやすい半袖や長袖の服は今回は作成を見送りとした。


「マントは取り外しが簡単ですし、最悪マントを着用しておらずとも、肌着だけ残れば全裸になることはありませんから」


 これは報酬の量を見て分析したイデアの言葉、何とも殺伐としている。


「ただし、どれも魔力を流している間しか力を発揮しない代物、気をつけてください」

「でもつまりこれは魔力を流している間は使用者の魔法防御力を共有するんだろ? 僕に打ってつけの装備じゃん」


 そして何と言っても、この二つには織り込み隠れるように重ねられたイデア考案の魔法陣が刻み込まれている。糸にはVirusシリーズと同じような具合で油に構築をいじった自分の魔力を混ぜ合わせるように応用して、通常断魔材となるトードの油を見事に潤滑油として代替させた。 


「そう思っているのであれば、もっと私を褒め崇め奉ってください。私はいかなる寄進も拒否しません」

「はいはいイデア神様。奉納は魔力千ほどでどうでしょうか?」

「しょうがありませんね。どうしてもというのであれば、もらってあげます」


 全く、素直じゃない。しかし同時に、こういう隣人との付き合いも悪くないと僕は針を持つ手を動かしながら──


「いったい! また刺さった!」

「脆弱な。ほらあんまり強く針を引っ張ると布がぐちゃります」

「僕の心配は!? 普通女神といえばもっと慈悲の心に溢れた優しい聖女みたいなのが僕の理想で・・・」

「慈悲とはすなわち甘やかすことではありません。私はそこもしっかりと悟った万能の隣神なのです」


 訂正。僕は釈然としないまま悶々とまるで奴隷にでもなった気分で一人、いや、この隣人の耳の痛い小言BGMにこの苦行を日が落ち月が出る時間までしばし囚われることとなった。

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