第二章 チャラ男編
-次の日-
今日A子がチャラ男に告白されてたよ。
断ったけど、チャラ男泣いてたよ。
チャラ男…。
なんか複雑だった。
というか、大学生活今まで2回ほどわたしへの告白(予定)をわたしの知らないとこでA子が遠回しに断ってたことが判明した。
全然ww知らなかったんですけどwww。
なんか、授業終わってA子がちょっと用事あるから先出て待っといてーって言って教室去ってったんだけど、A子、普通にカバンごと置いてっちゃったからこれだけ届けようと思って追いかけたんね。
そしたら人気のない方へどんどん行くから「…用事ってなんぞ?」って思って付いてったらチャラ男が待ち構えてたんだよ。
そしてとっさに通行人Aを装って隠れるわたし。
少し間を置いてしばらくしたらチャラ男がA子に告白w。
A子は勿論断ってたけど、再度告白するチャラ男。
そんでまた断るんだけど、まだ食いついてくるチャラ男(必死)。
最後らへんでもう泣き声混じりで「なんでやぁ…なんであかんねん…」とチャラ男……。
そんでもう流石にその場にいづらくなって足音を立てずに戻りました。
チャラ男が意外と純粋なんだな、なんか切なくなったよ…。
しばらくしてA子が戻ってきたけど、なにも言わないからあえてなにも聞かない事にした。
わたしが居た事もバレてなかったようだ。
いつもあんな感じで告白されて断ってんだろなあ。