告白編-3
んで、A子がいつも通り話してる間に(わたしはジブリの顔なしみたいな相槌)授業が始まった。
まあこんなんで授業なんかまともに耳に入る訳がないんだがw。
そしてあっと言う間に昼休み。
購買で御飯を買ってA子は自作お弁当なのだけど移動して、わたしの中ではこの昼休み中に返事の事を話そうかと思ってた。
この時は。
けどなかなか切り出せなくてヘタレ発動してしまったw。
しかもA子は相変わらず普段通り。
他愛のない話しをわたしにしてくれてしかも笑顔。
更には自分のお弁当のおかずを「食べる?」っていってきて、断ったけど泣く泣く押し通されまさかのお弁当あーんイベントにとってもとっても恥ずかしくて死にそうになったww。
A子からの不意打ち攻撃でわたしのHPは徐々に減っていってそうこうしてる間にお昼休みは幕を閉じた。
この時あれ、なんでこんなドキドキしてんだたかがあーんイベントでって思った。
気まずさとか、返事しなきゃっていう緊張とか、そういうドキドキじゃなかったんだよね。
なんかこうほんとに好きな男の子に対するドキドキみたいなそんな感じだった。
午後の授業もあっと言う間に終わってしまって、A子が「今日どこ寄る?久しぶりにゲーセンでもいこっか?」って誘ってきて、あーじゃあゲーセンのあとどっか話せるとこ行ってそこでちゃんと話そうって思った私はA子と帰ろうと歩き出したのだけれどね…。
すれ違う男子達がA子の事見てめっちゃ美人やんとか、おぉ、とか言う訳ですよいつもだけど
うん、A子はモテるんだよ、寄ってくる男子が普段からかなりいる訳で…。
こんなんいつもの事なんだけど、なんかその時は言い知れぬ感情になってA子の腕掴んで普段使わない教室に連れてったんですね。
わたしが。
これはほんとになんか衝動的に。
この時なんかリアルでアニメっぽい事をしてる自分が恥ずかしかった。
けど、こーいうのほんとに起こるんだよ、びっくり。
A子は多分そういう周りの声とか聞こえてないのか興味がないのか天然なのかよくわからないけど「えっ、えっ?何どうしたのっ?」って感じで、わたしは衝動的にとった行動の先が自分でわからなくなって「あああぁぁ…」ってしゃがみこんだww。