お泊り編-7
え、あれ、傷つけちゃったと思ったけどちがうのえ、何そのウキウキオーラ。
そしていそいそとポッキーを開けこれでキスの練習ねと言われポッキーをくわえるA子。
いや待ってそれは…って感じで渋ってたら嬉しそうだったA子の顔がだんだん悲しそうな顔になっていった。
卑怯である。
なんというか、おあずけを食らって悲しみの目で訴えてくるワンコを見てるようでポッキー練習を決意した。
あくまでわたしからってのが前提だったからA子はくわえて待ってるだけでわたしからポッキーを食べてってA子にキスするってなったんだけど。
わたしにはこれがものっっすごい難易度が高かった。
まじSSランクの任務レベル。
キスひとつでこれとかわたしどんだけヘタレなんだっておもた。
以前付き合ってた彼氏相手にも恥ずかしさでどうにかなりそうだったけどここまでじゃなかったのになー…。
A子はほら早くと言わんばかりのオーラ醸し出してた。
頑張って挑むもゴール寸前で逃げるわたし…。
なんか、グって一気に顔が近づくよだんだん近づく方が緊張するよね。
これがポッキーの陰謀…なんと恐ろしいゲームだ。
何度もごめんって言って何度も挑戦するもやっぱ無理だって、したらA子がこれわたしにとって拷問だわって呟いてた。
しばらく考えてやっと意味が理解出来てそしたら更に意識してしまって恥ずかしかったけどA子の立場になるとあー、そりゃ辛いてか悲しいのかなって思って最後頑張ってなんとかキスできた。
自分の顔がなんかめっちゃ熱くてまさにorzの状態になったw。