第一章 辺境都市カルケル 第三話
投稿遅れてすみません。
祝4500PV 1000ユニーク!!
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今回は回想二回目です。
カルケスの森を出て、大草原へ着きました。
一旦此処でで馬を休ませることになり、その間にこれからの行動の作戦会議を開きます。
「……この部隊を二つの班に分ける。副隊長率いる班と俺が率いる班だ。俺はお嬢様とメテア、お前とお前な。後は副隊長の班だ」
隊長の班に私と長槍使いと長剣使いの方が配属されました。
私達の班はサリアお嬢様をお守りする事となったのです。
他の方々は遊撃兼、偵察です。
私達の周りを散開して周囲の警戒をしてもらい、私達がサリアお嬢様の馬車を四方に固まり、護衛します。
「じゃぁ、副隊長頼んだぞ……帰ったら一杯奢ってやる。俺等はお嬢様を囲む」
「了解。一杯と言わずに好きなだけでお願いしますよ。ウルフ共を発見したら火炎石で連絡します」
火炎石は火属性の魔力を魔石に付与したものです。低コストで大量に生産でき、魔力を流して放ると爆発する特性を持っています。
その特性を生かし、騎士団や傭兵団、軍隊などが連絡方法として活用しているのです。
「はぁ、また俺の懐が寒くなるか……了解した。健闘を祈るぜ。作戦開始!」
私達は隊長の号令のもと行動を開始しました。
隊員達が散開した二、三分の後、突然空に爆発が起こりました。……グレートハンターウルフ発見の報せです。
「どうやら、現れたようだな」
「そうですね。追ってきたということですかね?」
「あぁ。ウルフ系魔獣種である奴らは基本的に一度狙った獲物は逃がさない。……俺たちはこのままカルケルに向かう」
「おし。俺等は引き続きサリアお嬢ちゃんの馬車を護衛するぞ」
「はい。急ぎましょう!」
私達は騎馬に乗り走り出しました。
走り始めて少し経った時、突然長剣使いの方が焦ったように隊長に報告しました。
「隊長! 悪い知らせがあります。……前方に五匹のグレートハンターウルフを発見しました」
「本当に悪い知らせだな……全員で仕掛けるぞ。俺が二匹やる。お前等は一匹ずつ殺れ」
「了解」
「まかせろ!」
「了解しました!」
グレートハンターウルフが襲ってくる前にこちらから仕掛けます。
隊長が先行して二匹を狩ります。残った三匹を私を含め三人で倒すことになりました。
私は得物としてレイピアを使います。細剣術がLv2になったため、グレートハンターウルフ一匹相手ならどうにか戦えるでしょう。
私達は馬を降り、グレートハンターウルフ達がもう数秒で着くと思われる場所に陣取り、発技を発動しました。
「『グレートスラッシュ』ッ!」
「『火炎斬り』!」
長槍使いと長剣使いの方が発技を放ち、グレートハンターウルフ達の注意を引きます。と、同時に隊長が動きました。
隊長は目潰しとして火炎石を投げました。
魔力を流された火炎石は爆散し、近くにいたグレートハンターウルフに直撃しました。
隊長は爆発の直後にそのグレートハンターウルフに近づき、首を切り落とすことに成功しました。
火炎石の直撃を免れたグレートハンターウルフ達は爆発音に怯み、バラバラに逃げ出しました。
もちろん私達はそんなことは許しません。今逃すと後が厄介です。他のグレートハンターウルフと合流されるのは不味いですから。
私は口笛を吹き馬を呼びました。その馬に乗りグレートハンターウルフを追います。
「おい、小娘! 一人で行くな!」
「大丈夫です。これでも細剣術Lv2ですよ。ちゃんと注意していけば怯んだグレートハンターウルフにも勝てますよ!」
私はそう言って馬を走らせました。
現地の人種のLv5の平均ステータスを公開します。
名前:???
種族:ヒューマン
Lv:5
職業:農民
状態:
加護:
称号:
従魔:
体力:162
魔力:13
知力:9
筋力:52
敏捷:35
幸運:6
特殊スキル
アクティブスキル
農術Lv2
魔法スキル
パッシブスキル
身体強化Lv1