第一章 辺境都市カルケル 第十九話
投稿遅れてすみません!
倒れてるジェネラルを見ると剣を握っていた方の腕が切られていることに気付く。どうやら、キングを爆発から庇ったあと、後ろからキングに切られたようだな。もう、ジェネラルは瀕死だ。
一方、吸魔の大剣と吸精の大剣を手にしたキングは
剣の試し切りとばかりにジェネラルの身体を切る。
ジェネラルの悲鳴が辺りに反響する。
だんだん楽しくなったのか、キングは嗤いながら剣を振るう。
「グギャアァァァァァア!」
「ギィギャギャッ! グギャァ!」
「ギャァァア……」
『魔食みにより、魔力を1356吸収しました。』
『吸収保存により、倒した敵のステータスを保存しました。』
遂にジェネラルが死んだ。……最期が試し切りにされて死ぬってなんか可哀想だな。
ってかキングがまだ死体を切り刻んでる。
死体切りがそんなに楽しいのか?
「……なんか、こいつら見てると気が病んでくるな。もうキングしか居ないし、さっさと倒して帰るか?
いや、何もないかもしれないけど集落に戻って物色するかな」
「グギャァアァァァァァア! グオオォ」
キングは、流石に飽きたのか死体切りを止めて俺に向かって走って来た。
そう言えば、こいつが持ってる吸魔の大剣と吸精の大剣、なかなかいい代物だし頂こうかな。
「キングさんよ〜。俺がその二つの大剣貰うけどいいよな?」
「ギャァ? ギャギャギヤッ! グオオオッォ!」
言葉が解るのか、俺の事を嗤ったあと吸魔の大剣を振るってきた。
「いきなりか。まぁ、そんな遅い攻撃に当たるわけないだろ?」
剣先が当たる寸前で避ける。すると、横薙ぎに吸精の大剣をふるってくる。
バックステップからのバク転で避け、ガラ空きの胴体に魔法をぶつける。
「荒い攻撃だな、そんなんじゃ当たらねぇよ。
よっと、『炎よ、矢となれ。ファイアアロー』」
「グガァッ!? グギャアアァーー!」
十数本の炎の矢が腹部に直撃、爆発する。
キングも今のは効いたらしく、怒号にも似た悲鳴とともに膝をつく。
「今のうちに仕留める。死ねぇっ!?」
「グ……グガァアアアアアアァァァァッ」
俺が首を狙い塵狼の剣を振るおうとした瞬間、キングが急に起き上がって大剣を放り、絶叫しながら地面に頭を叩き付ける。
顔を上げると接触面から血が流れ出していた。
……こいつ何がしたかったんだ?
追い詰められて気が狂ったか。
……てかっ、そんなに追い詰めてなくね?
「ア、アガッ。ググガアァ……アグアアアアアアアァァァァァアアアァーー!」
どんどんキングの体が膨張していく。
身体から、赤いオーラの様なものが現れる。
一体何が起こってるんだ?
取り敢えず手放した大剣を回収して、離れる。




