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5話 初めての魔法。 ~ステータス編~

書斎の中に入っていく。

王家の書斎というだけあって、大量の本がある。

本棚は高さ5mぐらいあって、とてもじゃないが自分には届かない。見ることができるのはして下の方だけだろう。


多分、いつもはエグザあたりが国の仕事で使っているのだろうが、そのエグザがいないので自由に動く。


とりあえず魔法関連の蔵書をあさりたい。

魔法は早くから覚えておいたほうが得だし、テンプレの異世界ものだと魔法は幼少期からすると強くなる。


とりあえず、魔導書を探す。

俺の目標が決まったわけだ。

そうと決まれば行動は迅速に。いつ人が入ってくるかわからない。


とりあえず何個も並んでいる本を見渡す。

それっぽい本が多そうなところを発見した俺はそこに向かった。


案の定、そこは魔導書が並んでいて今の俺の身長75cmに見える範囲の本を探す。とりあえずは、初級の本を。


『魔法を覚えよう!~中級編~』

これは違う。


『これであなたも上級者!魔法の力を高めよう。』

これも違う。


『好きな子はあなたの性奴隷に!精神魔法』

お、おう。なんだこれ。すごくいかがわしい本を見つけてしまった。

そっとしておこう。

べ、別に魔法使いになったら覚えようとか思っていないんだからね!


『魔法使いの初歩の初歩』

あ、あった。これはよさげだ。

それにしても、この魔導書たち神聖な感じが伝わってこないんですが。

このキャッチコピーはねぇ、ちょっと、ねぇ。


とりあえず俺は『魔法使いの初歩の初歩』を読み始める。


本には魔法という概念から乗っていた。

本曰く、


『魔法とは己の肉体エネルギーと精神エネルギーに依存する。

肉体エネルギーとはすなわち己の中にある魔力そのものである。

精神エネルギーとはすなわち己の中にある己に中にある肉体エネルギーを外に放出し、魔力の使い方を定めるものである。』


とのことだ。

あまりよくはわからないが、つまり

魔力が高くて、妄想力が高いやつが強い。

ということだろう。


では、魔力とは何か

本曰く


『魔力とは生命である以上すべてが持っている力のことを示す。

魔力は生まれてきた時が最大値であり、どのような方法をもってしても決して上がらない。』


これこそ意味が分からない。

生命である以上すべてが持っている力って何?意味わからん。

要は操れればいい。それだけだ。


そして次のページ、いよいよ魔力の操り方だ。


『体内の中に渦を作るようなイメージ。

その渦の中心に力をすべて集めるようにすればよい。』


とりあえずは物は試しだ。挑戦してみる。

力を中心に渦巻きを描くように・・・できた!


何かわからないけれども、力が集まった感覚がして気持ちがいい。


この調子で次のページに行く。

いよいよ、初級魔法だ。

魔法のページは見やすくなっており

魔法名、説明、詠唱、に分かれている。これはわかりやすい。


一つ目の魔法名を見る。


『ステータス』


・・・これはひどい。説明欄を見る。


『自らの能力値を数値化する。魔力が操れなくてもできる。』


説明欄を見てもお粗末なものである。

魔力が操れなくてもできるって、それ魔法じゃないやん。


とりあえず、詠唱の欄を見る。


『〔詠唱〕 不要 心の中で「ステーテス」と念じればでてくる。』


まぁいいか。とりあえず、心の中で「ステータス」と念じる。

突然目の前に文字が表れて少し混乱するがこれが例のステーダスだと思って、ステータス欄を見ていく。


名前 エーラ・ブラックロード・ベルン

年齢 2歳

性別 女

レベル 1


体力   50 

魔力   1000000000000

攻撃力  5

防御力  5

魔法攻撃 1000000000000

魔法防御 1000000000000


『スキル』

なし


『魔法』

・魔力操作

・ステータス


『特性』

・分割魔力袋

・使用魔力切り替え

・二十重魔力操作

・魔力上昇

・能力異常上昇





なんだこれ?

次のページにステーテス欄の詳細が乗っている。

それを参考にする。

まず、スキルから


『スキルとは、魔力を使わずに発動できる力である。魔法と違い効果は薄いが、魔力を使わないので便利である。任意発動型と常時発動型がある。』


はい。言いたいことはまとめていうので次、魔法


『魔法とはその名の通り使える魔法が記載されている。』


はい。次、特性


『その種が持ちえない能力。持っているのはごく稀。』


はい。ラスト、各種能力値。長いので要約して、


『体力  :その物の生命の力。成年男性の平均値は300。

 魔力  :魔力の量。魔法使いの平均値は300。

 攻撃力 :攻撃する力。青年男性の平均値は30。

 防御力 :攻撃から身を守る力。成年男性の平均値は30。

 魔法攻撃:精神エネルギー。魔法使いの平均は100。

 魔法防御:魔法から身を守る力。魔法使いの平均は50。』


さて、とりあえず言わせてほしい。俺の能力値が異常なのだが。

体力、攻撃力、防御力は俺が2歳なのを考えると少し高いような気がするが妥当な線だろう。


しかしだ。異常なのは魔法系統の能力だろう。

オール1兆ってそれどこのチート?

まぁ、能力値が高いのは文句を言わないことにした。

なんたって魔法が使いたくて魔法の勉強をしているのだ。

魔法の適性は高ければそれでいい。


後、気になったのは特性だ。

特性を押したら能力が出てこないかなと思ってステータス欄を押す。

出てきてくれたので一安心それぞれ能力を見る。


『・分割魔力袋

  魔力を魔力の質によって分けることができる。

  魔力の質は悪いほうから順番に黒→灰色→白色→銀色→金色となっている』

『・使用魔力切り替え

  分割した魔力袋にアクセスして、その魔力を使用可能にする。

  一つの魔力袋にしかアクセスできない。

  色を指定して念じることで、切り替えができる。

  アクセスする魔力袋によって髪の色が変わる。

  ※ 現在黒にアクセス中。』

『・二十重魔力操作

  魔力を二十重で操れる。』

『・魔力上昇

  レベルアップで最大魔力が増える。』

『・能力異常上昇

  レベルアップで能力値が増えやすくなる。』



なんだか俺はチートの権化のようです。




読んでくださりありがとうございます。林朋昌炎です。

2000字宣言をしたのに2000字を超えました。ごめんなさい。

主人公が強すぎて、ニヤニヤが止まらない次第でございます。

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