表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
魔王倒しちゃった  作者: ダンディー
4章 闇の渦巻く魔法祭!
31/34

thirty-one まさかの弟子!?

「僕を弟子にしてください。」


「・・・」


突然そんなことを言われる俺。


そんなこと言われるなんて予想もしていなかったので、俺の頭は混乱しかけていた。


はぁ?なんで俺に弟子入り!?


おかしくね?普通弟子入りなるならヴィリアとかシュナとかに頼むでしょ!


そもそも俺のあだ名ってaクラスの劣等生でしょ?


なんで俺なんだよ。てか普通に嫌なんだけど!!!


「ダメですか?」


俺の前にいる少年は半泣きになる。


やめろその顔。なんかなんでも許しそうになるから..!


「えっ?いや...

あの色々聞かせて?まず名前はなんて言うの?」


「ロンです。」


「クラスは?」


「1-hです。」


「魔力量は?」


「80でした。」


「弟子入りって魔法を学びたいってことか?」


「はい。」


「どうして俺なんだ?」


俺がその質問をすると、彼は首を傾げた?


「どうしてそんなこと聞くんですか?

ラインさん以外にいないじゃないですか?適任。」


その言葉を聞いた俺は、はぁ?と思った。


「なぜ俺以外に適任がいないと思うんだ?」


俺は溜息をつきながら言う。


「だってラインさんがこの学園で1番の実力者じゃないですか?」


「・・・・・」


ますますわからん。なぜこの少年は俺に弟子入りするのだろう?


「お前なぁ、俺のあだ名知ってるか?aクラスの劣等生だぞ。」


正直面倒くさいことになった。俺はどうやってこの少年を振り切ろうか。


そう考えていると、少年は言う。


「aクラスの劣等生って、ラインさんが実力を隠してるだけですよね?」


俺は首を傾げて返す。


「なぜそう思う?」


「信頼出来る人物から聞きました。」


いや誰だよ!とは思ったが、どうせ噂話が広がっているだけだろうと聞き流した。


「悪いが、俺はお前に何かを教えられる程の実力がない。他を当たってくれ。」


俺はそう言い残して、この場を去ろうとした。しかし、彼のある一言で俺は足を止めた。


「ユナ先生を圧倒したのにですか?」


少年は首を傾げて聞く。


俺は振り返る。


「おい、ちょっと待て。それはどこ情報だ?」


「言ったでしょう。信頼出来る人からです。」


信頼出来る人って本当に誰だよ。俺がユナ先生と戦ったのを知っているのなんて、俺かユナ先生しかいないし...


俺かユナ先生?


「まさかあの女...!」


俺がそうつぶやくと、少年は俺が何かを勘づいたのに気づいたのか、笑いながら言う。


「どうでしょう。今なら僕に口封じできますよ。」


こいつ策士だ。俺に対して脅しを使ってきやがった。


「・・・。ったく、しょうがねぇなぁ。今日だけだぞ!」







評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ