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魔王倒しちゃった  作者: ダンディー
4章 闇の渦巻く魔法祭!
30/34

第30話 いよいよ突入!冬休み。

今日は楽しい終業式。


めんどくさかった学校生活が、一時週末を迎える日。


おれは、冬休みは何をしようかなと、心を弾ませながら学校へ向かう。


「ライン。なんだか機嫌が良さそうだね。」


隣にいるシュナが俺に話しかける。俺は今年1番の笑顔で返事する。


「そりゃ今日は休みに入る前日だよ。上機嫌にもなるさ。」


「ラインって、なんでそんなに休みが好きなの。友達とも会えなくなるのに...」


「だってどうせ1ヶ月経てば、また会えるじゃん。それに俺、なんかaクラスに嫌われてるっぽいから、あんま友達いないし。」


俺は笑顔で凄い悲しいことを言う。これじゃあガチのぼっちみたいじゃん。


一方シュナはそっと黙り込んだ。ちょっと俺に同情してるっぽい...?


まあ、そんなこんなで、俺たちは学校へ歩いていた。


学校へ着くと、すぐにホームルームを済まし、終業式が行われる。


俺たちは、約1時間くらい、校長先生の話や、そのほかの先生の話、冬休みの注意事項を聞き続けた。


退屈だ...


どうやらどの世界も、校長先生の話が長いのは共通らしい。


で、その後は直ぐに放課後。


この学校の人はみんな貴族だから、あまり休みに遊ぼうという話は上がらない。


大半の人は、自分の領地へ帰るのだ。


もちろん親と色々あったり、領地を持たない貴族もいるので、学校に泊まり続ける人もいる。


ちなみに俺は、数年前から王都にある屋敷でメイドと

2人で暮らしているので、実家に帰るつもりがない。


というか、過去に色々やらかしているせいで、あまり親が好きではないのだ。


シュナと歩いて登校しているのはそれが理由でもある。


一応言っておくが、シュナは、土地を持たない貴族なので、いつもは王都の中の家で、両親と共に住んでいるそうだ。


まぁ、理由はさておき、俺はこの冬休みの間、王都にて、ゆっくりだらだらと過ごすつもりだ。






というわけで、俺は鼻歌を歌いながら家に帰る。


シュナは用事があるらしいから、俺は1人で帰っていた。


はぁ、なんと素晴らしい日だろうか。


俺が門をくぐると、見知らぬ男の子が俺に声をかける。


「ねぇ、君、ラインだよね?ライン・ガ・ゲルド。」


男の子は震えた声で喋る。


外見は少し幼く、うちの学校の制服を着ていて、黒い髪に赤い目。


ショタ系男子だな。


俺は心の中でつぶやき、返す。


「そうだけど、どうかしたの?」


するとその男の子はすごい緊張しながら言う。


「あの...僕を弟子にしてください。」


「・・・・・・」










はぁ?

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