20+0-1×1話 ゼロから始める学校生活!
先生が教室に入ってくる。
「おいお前ら!早く席につけ。」
俺達の前に立つ先生は俺の宿敵。ユナ先生だ。
あの女さえいなければこんなことにはならなかったのに。この恨みいつか晴らしてやる!
しばらくして、全員が席に着くと、彼女は自己紹介を始めた。
「あたしははユナ・ラン・ホワイト。このaクラスの教師を務めることになった。まっ気楽にユナ先生と呼んでくれや。」
生徒はみんな黙り込む。ユナ先生は、なんだかやりづらそうに話を続ける。
「いいか?お前達はこの学校のトップのクラスに入ることができた優等生だ!それ故に私達教員はお前たちに大変期待している!しかし油断は大敵だ。ダメだなと思ったやつが入れば直ぐに下のクラスに落とすし、良い奴が入れば直ぐに上のクラスにあげる。この学校は実力主義なんでね。
しっかり授業に励めよ!」
いいこと言うじゃん!俺は思った。その後は簡単に学校の説明をされた。
これからどうすっかな?色々考えてるけど、やはり目立ちすぎるのは良くないと思う。
別に力を絶対に見せちゃダメなんて事はないけど、俺は面倒ごとを避けたいのだ。
前世では、直ぐに死んじゃったからな、次はちゃんとした人生を送りたいな。
俺の学園生活はこうして始まった。まぁ、この後色んな面倒事が俺を待ち受けているなどとは、今の俺には知る由もない...
そして、気づけば1ヶ月がたっていた。




