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魔王倒しちゃった  作者: ダンディー
2章!魔法学園入学!
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十6話 始まりましたバトルです。

「コールドビート」


ユナ先生は空中に数百本の氷のトゲを一瞬でだし、俺に向かって発射した。


んなアホな。この女躊躇なく魔法を打って来やがった。くそっどうする。だがここで魔法を使わなきゃ、やられる!俺は自身の周りにバリアを貼って対処した。


「ほぉこれを止めるか。それは予想外。」


彼女は軽い口調で言う。


こいつ。ぶん殴りたい。


そう思っていると、いつの間にか先生の姿が消えていた。


うしろだ!


ユナ先生は俺に格闘技を繰り出してくる。しかも凄いスピードで。魔王の力をそのまま持っている俺はその攻撃を簡単に受け流せる。ただ、それを実行に写しながら考える。


このままやられっぱなしも嫌だなぁ。


もうバレてるんだったら、思いっきりやるか。


「ルームワープ」


俺は小声でつぶやき、先生の後ろへ瞬間移動した。


「なっ。消えた!?」


ユナ先生は驚いている。


反撃の隙は与えさせない。


「エンチャント」


俺が叫ぶと俺の体に紫色のオーラが纏い始める。


そしてそのまま俺は先生を殴りまくった。


エンチャント。それは身体能力を極限まであげる魔法だ。


これを使うことで、俺は1秒間に5回のパンチを繰り出せる。


先生もさすがに反撃をするほどの余裕はないようだ。


「これで最後だ!ファイヤーボール!」


俺は彼女を殴り続けながら、空中に炎の玉を作り出し、ゆな先生に高速で発射した。


彼女はさすがに焦る。と思っていたけど、静かにつぶやいた。


「タイム。」


気づけば俺は先生の前でぼーっと突っ立っていた。


「お前。バケモンか。」


しばらくの沈黙のうち、先生は口を開けた。


てか何が起こっているんだ?夢?嫌だとしたらいつ寝たんだよ。


「あたしには家系魔力があってな。時間を巻き戻すことが出来るんだ。まぁ、巻き戻したところでみんな記憶は維持されるけどな。」


「.それで俺に容赦なく即死級の魔法を売ってきやがったのか。」


いや、ダメだこれ。ガチでムカつくこの女。


そう思っていると、彼女は言う。


「だが今のでわかったろ。あたしすら圧倒するんだ。この国でお前に勝てるやつはいねぇだろうよ。お前はaクラス確定だな。」


あーもう最悪だ。ってかこの先生割と強かった。何者なんだ?いや、そんなことよりも、


「今見てわかったでしょ。あんたの言った通り俺はこの国で最強。いや、全世界で最強の自信がある。だからこそ、この力を隠したいんだ。頼むよ。俺をfランクにしてくれ。」


俺がそう頼みこむと、先生は無言でこの場を去った。

あぁ。だめだなこりゃ。

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