腐敗した教室と依頼人……No.05
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口からは、だらしなく唾液が垂れ、目からは赤黒い血の涙が溢れ、股からは失禁、そして、両手両足の爪を剥がされた愛はそれでもなお、意識を保っていた。いや、男の力により、意識を保たされていたといったほうが正しいだろう。
「ヒューヒュー」
「いったん休憩にしましょうか......なんて、言うと思いましたか?」
ゴリ、ポキ
男は愛の人差し指を折る。それも、わざわざ、2段階に分けて。
「......ァア!!」
休憩ができるという言葉を聞いて、少し安心した私は油断してしまった。
その油断を突かれ、また、私の体は痛みを許してしまった。
そこから、両指全てを折られた。こんなにされても、私の体は痛みをシャットダウンしてくれない。
そして、男はさらに愛に対して複数の拷問を行い、見るも無残な姿に愛を変えてしまった。
その姿は、もはや、単なる肉塊と言っても差し支えないだろう。
普通であれば死んでいる。そう、普通であれば......。
「さて、これで最後です」
男はそう言うとカラスたちに肉塊も同然な愛を食べさせるのだった。
「終わりましたね。依頼主に連絡をしましょうか」
ポケットからスマホを取り出し依頼主である、西藤 凛にメッセージを送る。
「後始末をしますか」
5分ほどで、教室は元通りになっていた。
そうして、男は教室から忽然と姿を消した。