表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/4

にっくき コ○・コーラ

ああ○カ・コーラ・・・


大して好きでもないのに、飲むとなぜか「美味い」と思ってしまう。

昔ならいざ知らず、もう大人になった今では、『砂糖』『カラメル』『カフェイン』の三重殺だと分かっているのに・・・


例えば、夏の庭の草抜きを終えて、汗をかきながら。

例えばジメジメした梅雨つゆの休日に、冷房の効いたひんやりした部屋で、気に入った映画を流しながら。


グラスに入れた氷が溶けて音をたてる時、味わっているのはきっと憧憬なのだ。


誰もが皆、子供の頃に見た夢を、最高の味とともに憶えている。

大人になった今、もの足りなくなった美味しさを埋めてくれるのは、幼さの中で確かに感じた、キラキラと輝く、素敵な未来に満ちた明日なのだ。


さあ、澄んだグラスを傾けよう!

そして、その遠い記憶の音を聞こう!


人は時に、何もかもを忘れてしまってもいい。

けれど、どこかで確かに繋がったままでいるその夢は、あなたが心地よくのどを鳴らすたびに、何度でも甦るのだから!!



ペプシっ!

「えっ!?」













評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ