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収束のディスティニー
彼は力を使って、少しだけ過去に遡った。
追手に追いかけられる日々。
毎日の中で記憶の不安定になった少女と共に逃亡する過去へと。
多くの追手に囲まれて、逃げ、袋小路に行き会わないように正しい選択をするが彼は納得できなかった。
彼女はある時は、鋭いナイフで胸を抉られて。
ある時は、迫りくる火炎の海に飲み込まれて。
ある時は奈落の底に落下して、命を落とした。
どんな選択を下しても、少女は生き延びる事ができないでいた。
やり直すべき過去はここではない。
そう思った彼は、更に過去へと飛んだ。




