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解決
「彼の犯行が偶然だったことは分かりました」
「よかった、 ]
「ですが、なぜ私の家に居たのですか」
「その理由も当然ありますよね」
「違うぞ、霧川」
「君の家ではない」
「君達の家だ」
「どういうことですか先生?」
嫌な予感しかしない
「もう 察しが悪いな~」
「だからこの家に君達二人で住むの!」
この人はバカなのか、
思春期の男と少女を屋根の下で共に生活させる教師がどこにいる
「ここにいるが」
「心の声を読まないでください」
「どういうことですか神崎先生」
「なぜ私が犯罪者予備軍の人と一緒に暮らさなければならないのですか」
「そりゃあ君が行く先々で寮生から苦情が出るからだろう」
「それで行くところが無かったから、ここになったという訳だ」
「面倒だから、後は二人で勝手にやってくれ」
「ちょっと待っ」
ガチャン
またも、最後まで言えなかった
「、、、」
「その~ これからよろしくね」