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10 その名前は明らかにフラグだったと思いますよ… 〜1歳〜

さて昨日、俺は日曜朝によくある魔法少女のアニメを見終えてから歩行の練習を始めるようにしたんだよね。


理由としては実に馬鹿馬鹿しいもので梨奈さんが俺が今まで喋ったり歩こうとしたシーンを全く見たことない事実にようやく気がついたからだ、実にバカであるこの人、悪い人じゃないんだけどね〜…


まぁ1日で立てるようになるのも不自然かと思って昨日は壁に寄っかかりながらまず立てるようにする訓練…のフリ。


今日はそれから歩けるようになる練習…のフリ。いやだって今まで抱っこされてたからといって歩き方を忘れたわけではありませんからね!


それと他にも昨日から同時進行で言葉を一言話すようにしてみた、『まぁま』ってね…正直歩く練習よりもよっぽど精神的にくるものがある、恥ずかしいんだよこれ。


そうそう、恥ずかしいといえば思い出したのだが俺はこと『食事』に関してはいち早く卒業できるように梨奈さんや千佳さん、玲奈さんの飯…もちろん柔らかそうなものをチョイスして興味を持って食べるようにしている、そろそろ肉が食べたいところだがだからと言っていきなり肉食べたところでこの軟弱な歯では噛みきれないだろうし万が一喉でもつまらせたら大変なので手をつけてない。


そんな努力の甲斐もあってか『食事』はあと数週間ほどもすれば卒業できるかもしれない、確かに童貞な俺には梨奈さんのような可愛らしい人の胸をしゃぶれるというのは確かに夢が溢れていそうな行為であるが…いかんせん梨奈さんの胸が小さいのである、吸いにくいし嬉しさや興奮よりも先に気恥ずかしさが先にくる、前世での記憶を持つからそこまでではないが肉親の胸を吸うというのはやはりどれだけ若く可愛らしくても若干の抵抗はあるものである。


さて、歩く練習といっても梨奈さんの前で、わざわざ、よろけながら歩かなくてはならないというのは簡単そうに聞こえて実はわりかし重労働なのである。


「おー、もう直ぐ立っちゃうのかな?りょうくん」


俺の方を見ながら梨奈さんは洗濯物を干している、呑気なものである、俺が歩行の練習を昨日になってから急にしていることに何故気がつかない、ここら辺本当にバカである。


とはいえ本当に疲れが回ってきた、流石にそろそろこれくらいにして本日は昼寝といこうじゃないか、ハイハイで(もちろん途中途中で立てるように努力っぽい事をしながら)カーペットの上に移動して寝始める。


「ありゃーもう諦めちゃったかぁ〜」


諦めるってわけじゃないけどな、まぁいいや。


りょうくんが寝るなら私はテレビでも見るかなー、洗濯物も終わったところだし」


寝始める(寝るとは言ってない)


もちろん梨奈さんは俺が寝ようとするとテレビを見始める事は勿論知っている、だからこそ俺は寝たりせず寝たふりをしながらワイドショーで情報収集をするわけだ…


昼の番組だが結構ひどいものである、この世界に男も女もなくなって女しかいなくなったものだから昼間からかなりディープな内容の昼ドラとかやっていたりするものだ、もちろん昼ドラからも今の流行などと言ったものを学習していたりはする。


この梨奈さんの前で寝たふりをしながら始めた情報収集は割りかし有益そうに見えて無益な情報が多かったりする…


例えば女性同士で子供を産めるようになった世界ではあるがどうやら性交渉そのものはあまり子供を作ることには関係がないそうだ。

まぁST○Pだかips細胞で卵子同士でも子を作れるようにするわけだからやっぱり病院とかでそれ相応の何かをするらしい、まだその何かとはあまりよくわからないままなのだが…


それともうひとつあるのが性情報の早さである。

これが早いこと早いこと、例えば小学4年生程度、この頃てまも男はち○こ!ち○こ!とかキャッキャ言ってはしゃいだりするレベルの情報しか無さそうなものだが小学校ではすでにその情報を保健体育で学習、早すぎるところだと小3ですでに習っていたりする子もいたりするらしい、まったく小学生は最高だぜ!


さらに性交渉そのものはあまり意味がないとさっき口述したがかなり軽いものらしく仲のいい子同士だと小5くらいでし始める子がいるくらい、なかなかひどい事態じゃねえか、誰だよ小学生は最高だぜとか言った奴は、深刻な事態だぞ。


国としては男性が絶滅したことにより人口も当たり前だが半分も減少、食糧問題は解決したように見えるがそうでもない、男がいなくなったことで農業や漁業、政界でも激震が走っている、男女平等参画社会だとか言ってはいるものの現状…?男が仕事に出て女が家を守ることの多いわけだから男がいなくなったことによりほぼ全ての生活がヤバいことになる、由々しき問題である。


そんなわけで簡単に言うとこの国どころか全世界で経済混乱、急場の選挙、人事異動、食糧問題など大騒ぎなわけである…

そりゃあ国の人が躍起になって俺の存在を嗅ぎつけて実験台にしたいとかなるわけだよなぁそりゃー。


そんなわけで俺は結構この世界ヤバいのかもしれないとか緊張を覚えつつ一度寝ることにした…


**********


「うぉーたっだいまぁー!」


「あーおかえり千佳ー!」


「おぉー?今日はやけに甘えてくるな梨奈〜♪」


「そーぉー?じゃあ今日はこれからお風呂にする…?ご飯にする…?それとも…私…?///」


「やー…ここ玲奈さん家だし流石になー…この生活が安定したら1日くらい玲奈さんにあやのこと預けて…どーした?」


「あ…いや…今綾あやちゃんって…」


「あーまぁそろそろ綾って呼ぶことに慣れとかないとと思ってさ、あの子が言葉全部覚える前に…さ…」


「まぁそう…だね…うん」


ご、ごめんなさい今までの全部聞いてしまっていました…千佳さんがうるせえからすぐ気がついちゃったわけで…

まぁあれだよなー、確かに俺もより一層気をつけなきゃだしな…

あとどうでもいいけどあんたら俺のこと抱えながら病院でしたやりとりを俺は絶対に忘れないからなっ!?

どの口が玲奈さん家だし…なんて言ってるんだアホ!


「これから…ほんとに私たちどうなるのかなーって思うことはあるけどさ、結局のところなるようになる、としか思えないしさー」


いやぁいくらなんでも楽観的なのではないでしょうか千佳さん…俺も前には「ハーレム作る!」なんて意気込んだわけだが…(まぁもちろん諦めるつもりはないがな!)


「…うん、あや…ちゃんね…不思議なものだねぇ…男の子を女の子として育てるなんてね…私が妊娠したってなった時はまさかこうなるとは思わなかったけど…」


いやぁ多分この俺の男とも女とも取れそうな感じのその名前は明らかにフラグだったと思いますよ…


「ま、なるようになるって!」


しんみりとしていた空気が千佳さんの一声で和やかな雰囲気になった、まぁ確かに千佳さんのいうとおりかもしれないな、こんな時こそ玲奈さんの「どんなときも笑顔で!」なのかもしれないな…

*本稿は小性児愛を助長する文ではありません

仕方ないんですよ、この世界のことについて説明するためには…いやまぁあからさまな文は書かないつもりですので…

気分を悪くされた方には謝罪させていただきます。


さてさて、今回はこんなところで終わらせていただきます、次回は恐らく明後日…の投稿になると…(多分)思います。3月の初めあたりに期末テストがあり死ぬ気で勉強しなきゃならんので暫く投稿しなくなる可能性が出てきます、その場合は活動の報告ににて連絡させていただきます。一応今のうちからご了承ください。


それでは今回はここまで、ではでは

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