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夏生詩集3

視点

作者: 夏生

視点は下に

毎日

やるべきことの

他に

やりたくないと

心が下がって


やりたくない、の

重石に

怠け者の首は

耐えられず震えた


力を抜いて

ゆっくりと

上を向いて

周りを見ることを

すっかり忘れていた


ちょっと動こうとすれば

怠け者の首

嫌だ、と気張る


力を抜いて

ゆっくりと

やりたくない、と

固まった心をほぐして

労って


下ばかりの一点視点じゃ

すぐに袋小路

視点は

上もあれば左右、ななめ

いくらだって


ほぐれていく心

やわらかくなると

上にはやさしい日差しが

周りにはあたたかな人の

心があった










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