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星印の無線
少女は大豆くらいの大きさの何かを私に差し出してきた
「んー、なんていうんですかね??無線??」
「無線ねぇ…へぇ、こんな小型な物があるんだ」
差し出してきたものを受けとる
手に取ってみると思っていたよりもさらに
小さく丁度耳の穴にはまるようになっていた
おまけにかわいらしく星マークがついている
任務で隊員が別行動することがある場合は
無線を使うことは珍しくない
だか今回のような敵をひたすら倒していく任務の場合
隊員同士の意思の疎通は必要ない、なので
「今回は無線なくてもいいんじゃない?」
そうたずねると
「ふっふっふ!!!この無線があれば今日の任務!通常の半分の時間で仕事が終わりますよ!!!」
意味が全くわからない
普通に敵の基地に入って行って向かってくる敵を
片っ端から殺していけば終わるのではないだろうか?
「は?」
そんな意味も込めて強めに聞き返す
「とろさんが、よく理解されてないのはよぉくわかります!大丈夫!私を信じてください!悪いようには絶対しませんので!」
そう、少女は嘘偽りのない笑顔で言ったのだった。
短いね




