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えっ? そんな簡単に決めていいの?

どうもこんにちはです!

(^-^*)/


感想、質問等はどしどしと……そして超能力案もどしどしとお願いします!

m(_ _)m


チート並能力は、恋人対象になる可能性大ですので、お気をつけて下さいね!

(≧∇≦)





 いきなりで悪いが、実は俺……超能力者なんだ!

 いや、中二病とかじゃないよ!? 本当だって! 実際に超能力を使って石を投げたら岩とか――バゴーンッ――って感じで粉砕するからね!? 人間に投げたら顔の原形無くなると思うよ!?

 まぁ、この力の事は俺以外誰も知らないんだけどね……。だって人外だと思われるじゃん。友達居なくなるじゃん。俺、寂しくて死ぬと思うよ? 兎みたいに……これは迷信なんだけどね。

 ……話が逸れたので修正を。



 それでついでに俺が力に目覚めた(使えた?)時の事をお話ししよう。

 それは……簡単な事だ。中二病に掛かってた時に……。


「超能力かぁ……使えたりしたら面白そうなのに……」


 と思いながら、試しに机に「ハァァア!」とか叫びながら(今俺、絶対恥ずかしくて顔真っ赤だよ!)チョップを繰り出したら――スパーンッ――と、綺麗に切れた訳ですよ。


「…………おおぉ」


 顔をニヤけさせながら、他にも色々試しましたよ。もう、それはもう、ニヤニヤしながらですよ。傍から見たら一歩どころか五歩程引きますよ。(幸い、夜だったので誰にも見られてませんが)

 それで、他には、足の速さとかを上げたり、力の強さ、体の硬さ、臓器増強などなど……傷の治りも早くなってたし……もうチート並だね。うん、俺最強。

 小説で似た様な超能力を使っていたのを覚えていたからそこから名前を借り。干渉能力と命名する。その小説では部分強化とか(現段階では人間の最高。これが出来たらまさに人外。化け物レベル)も出来るが、今の俺には出来ない。やり方がわからん。小説やゲームみたいにレベルがあるのかも。


「……でも……力の使い道がない」


 そう。足の速さ(遅刻回避の時)以外あまり使わない。


「……同じ超能力者とかが出て来て、戦ったり出来たら面白いのに」


 そう。これがフラグになるなんて……俺は知らなかったのである。




「授業中申し訳ありません。こちらに小中こなか じゅんと言う方はいらっしゃいますでしょうか?」


 突然、学校の授業中に黒い長髪をストレートに落とした、真っ直ぐな眼に、姿勢が綺麗な20近い年に見える美人さんが小中 純(この物語の主人公。冒頭で中二病を全開させてた人)を訪ねて来た。

 教室中が美女の登場にざわめきながら純と美人さんをと目線を何度も往復させる中、純は見知らぬ人に少し戸惑いと美女相手に緊張しながらも席を立ち。


「……俺がそうですけど……あの、どちら様で?」


 謎の美女は純にゆっくりと目線を向ける。そして、真っ直ぐ純を見詰めた。

 それに対し純はうろたえていると、謎の美女は一度瞬きをしてから口を開いた。


「お話があるのですが、ご同行願えますでしょうか?」

「警察みたいな言い方ですね。え~と……今授業中だから……ダメなんじゃあ」

「管理職の方(校長の事)には許可は頂いていますので、今日(こんにち)は出席と記載されます」

「わかりました」


 純は面倒・怠い(だるい)授業を免除という事は嬉しい事なので勢いで承諾した。

 謎の美女に着いていくと、学校の応接室に招待された。

 純は黙って応接室に入ると、他にも見知らぬ男性が椅子に座っていた。こっちはイケメンとは言えないけど、まあまあで軟弱そうな白い顔をしていた。

 その男性はこっちに眼を向け、椅子から立ち上がるとニコリと微笑みながら純に近付いていき、握手の意味合いで手を差し延べた。


「どうもはじめまして。鈴木すずき 一也いちやです。今日は授業中に邪魔してごめんね?」


 見た目通りな声色に純は緊張を解しながら、握手をする。


「いえ、授業はつまらなく、早く終わって欲しかったので。ありがとうございます」


 二人が挨拶をしている間に、謎の美女は机を挟んで二つの椅子と一つの椅子を置かれた内の二つの方に腰掛けていた。一也はそれを一瞥すると、笑顔をまま座る様に純を促した。

 純は会釈してから一つだけ置かれた方の椅子に腰掛けた。それを見た一也も腰掛けてから話をしだした。


「では、早速本題に入りますね? 小中くん。君は不思議な力……超能力を使えるよね?」


 その言葉に純は目を見開き、どう答えるかと目をさ迷わせる。純の心中を察したのか、一也の隣で純を見ていた謎の美女はかぶりを振った。


「隠さなくていい。私達には根拠があるし、同じだ」


 急に敬語が無くなった事に純は驚きながらも「同じ……?」と一番気になった部分を再度聞く。


「……つまり、あなた達も超能力者……ですか?」


 この質問に、謎の美女は答えず、一也が頷いた。


「うん、そう。僕達も小中くんと同じ超能力者……僕達はFSと呼んでるけどね。それで、FSな小中くんを僕達のとある組織の組員になって欲しい。これが、今日小中くんに話したかった事なんだけど……何か質問はあるかい?」

「じゃあ……ちょっと何か見せて頂けますか? 能力とか、その組織が何の為にあるのとか、その話を信じる証拠みたいなの」

「信じる証拠は……」


 一也は何かないかと虚空を見ながら考える。と、そこで謎の美女が口を開く。


「この世界にはかなり……とは言えないが、それなりにFSが居る。その能力を使った犯罪等が起こらないと思う? 答えは×。何も知らない人に犯人を見つける事は出来ない。見つけても痕跡(やり方)を見つける事が出来ないから証拠不十分。だからそういう犯罪を解決したり、犯人を捕まえる為に私達が居る。それが組織のある理由、他にもあるけど。FSについての話題がないのは根拠。ちゃんと解決してるからね。能力は……机の上に手を開いて置いてみて」


 疑問に思いながらも、謎の美女の言う通りに手を開いて机に置いた。すると、いきなり指と指の間にペンが机に刺さっている形で出て来た。


「ひぃい!」


 純は悲鳴を上げ、手をすぐに引き安全を確保する。謎の美女は純の反応を見て、頬を緩めた……が、すぐに無表情に戻した。


「これが……私の能力。所謂(いわゆる)テレポートと言うものよ。他に何かある?」

「ないです! 怖かったです!」


 純は被害に遭いそうになった手とは逆の手を挙手して答えた。


「そう。じゃあ答えは?」

「是非とも組員にさせて下さいお姉様!」


 前から求めていた事もあり、純はアッサリと笑顔で承諾した。それに対し、 "お姉様" という単語に眉間にシワを寄せる謎の美女。


「これは……何と言う奇跡なフラグ! お姉様系の美女と出会い、そして同じ目的の為に走る! これは……攻略フラグだ!」

「……死亡フラグでは?」


 純のハイテンションとは段違いなテンションの一也に純は耳を貸さず、ぶつぶつと攻略の過程を呟く。

 そんな事はどうでもいいと、勢いよく謎の美女が立ち上がる。


 ――ドスッ――ガァーンッ――


 と、大きな音がした時、床でごろごろと頭を抑えながら「ふおぉ!」とか言いながら転がり回る純の近くには粉砕している椅子があった。

 ……謎の美女が純の椅子をテレポートさせ、純はいきなりな事に対応出来ず尻餅をつき、さらに頭の上から降ってきた自分の椅子を避ける事も防ぐ事も出来ずに諸に当たり、現状に至る。

 そんな苦しんでいる純に対して省みずに、謎の美女は声を荒げた。


「私は……君と一緒よ! 誕生日で言うと君よりも下!」


 ……年上扱いが気に障ったらしい。一也の苦笑した反応を見ると、よくある事らしい。周りにギャラリーが居たらドンマイ等、同情の声が聞こえる事だろう。






超能力案、宜しくお願いします

m(_ _)m


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