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脱出!生還!そして帰還へと、エピソード35

あー酷い目にあったぜっ!

マザー目っ!

まさか、あの、クロード様が、ドン引きするシゴキをかまして来やがるとはっ!


まぁ、お陰様でな、寝ていても偽装できる技術がみに付いたよ。

でもさぁ…

修行終わりに、偽装を自動で発動する魔道具を、修行終わりのご褒美って…

修行の意味あるんかぁーい!


『ふむ。

 魔道具には、不具合が発生する場合もある。

 また、故障したり、破損して壊れる場合もな。

 そう考えると、技術で身に付けておいた方がよかろう』


そんなことを言われ、思わず納得仕掛けたが…

それってさぁ、代替え機と交換すりゃ良いやんね。


いや、修理でも良いか。

亜空間内なら調達可能だし、亜空間では時が早く流れるからさ、交換や修理は実世界では一瞬だろう。


ヤッパリ、修行の意味って…


『ま、まぁ。

 その、なんだぁ。

 魔道具の性能は、ダイルの技術よりは劣る。

 ゆえに、補助的な意味合いだと思えば良かろう』


そんな事をな。

まぉ、良いか。

修行した事は、無駄では無いしな。


たとえそれが、最初の目的を魔道具にて解決できるとしてもさ。

なんか納得し難いが、なんとか納得し、修行を終えたことにする。


そして準備が整ったからさ、あちらへ…

そして、ハッっと、気付いたんだわ。


都市へ来るのに飛空挺だったか?

アレに乗ったんだが…意味ないことにな。


この亜空間は俺の能力であり、俺の制御下にある。

だからさ、亜空間内なら何処へでも、一瞬で移動可能なんだよ。


つまり、飛空挺で移動する必要は無かった訳だ。

まぁ、魔術の力量が上がり、マナ制御も正確になった今、転移距離も伸びている。


俺の転移はさ、見えてる範囲ならば転移可能なんだ。

だが、見える範囲は遠視および透視にて、広範囲におよぶ。


つまり大概の場所へは、転移可能ってことなんだよ。

まぁ実際には、マナの制御と術式コントロールに難があると、移動範囲は狭まるがな。


俺1人ならば、既に帰り着いてんだがなぁ。

ふぅ。


そして、修行とリフレッシュを終えた俺は、亜空間を出て実世界へと。


うむ。

亜空間へ入った時と変わらんな。


そして、時は動き始める、じゃないが、こちらに帰って来た実感がな。


っか、そいやぁさぁ。

時間停止能力って、あったけか?


これって使い道が分からんからさ、一度も使って無いんだわ。

敵と相対した時に使う?

いや、なんのために?


本気になった俺の移動速度と行動速度は、人の目には映らないほどの速さなんだが?

時を止める必要も無いわな。


しかし、せっかくの能力だ。

今度、亜空間で検証しておくかね。


しかしさぁ、遅いなぁ、馬車って。

まぁ、亜空間でフロート・カーとか乗ってたから、余計になぁ。


フロート・カーかぁ…

試してみるか?


馬車の車体を浮かせ、馬への負荷を調整して行く。

おおっ!

馬が楽に走り始めたから、速度が上がったな。


ん?

減速しようとしてる?

御者の動きに合わせて、馬車を止める。


気付かれない程度に浮かせていた馬車を、着地ってな。

ああ、馬の交換な訳ね。

馬ちゃーん、ご苦労ちゃーん、ってな。


馬が替わり、再び走り出す馬車。

馬交換駅の職員が、馬が元気なので驚いてんな。


交代した馬の方が元気が無いんだが…どゆこと?

ま、すぐに生命精霊が、馬をケアして行く。


馬車もフローティングね。

何時もより速く走っております、てかぁっ!

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