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脱出!生還!そして帰還へと、エピソード23

アミューズグールの後は、前菜です。

いやさぁ、前菜飛ばして、ガッツリ食べたいです!

ダメかなぁ?


そんなことを思ってる間に、前菜が運び込まれ配膳された。

ぐすん。


でぇ、前菜のドリンクはビール。

エールでは無く、天然酵母の天然ホップにて醸造された、ラガービールなのだとか。


一口飲んで、思わずぅ、グビッグビッグビリ、ゴクぅっ、プッファ!ってな。

美味い!

もう一杯!


分かっていたのか、直ぐにお代わりが出て来ましたよ。

ですよねぇ。


でぇ、肝心の前菜なんだが…

料理は3つ。

1つは、サイコロ状の物体が3つだな。

1つの大きさが、サクランボの実ていどと言えば、分かるだろうか?


いや、小さいがなぁ。


2品目は、唐揚げが2つ。

ピンポン玉くらいの大きさな。


3品目は、和物(あえもの)だった。

クラゲ?と白い棒状の野菜?を和えてるみたいだな。


食べてみないと分からんな。

なので1品目からな。


これ…クリスタル・シートやん!

それを何枚も重ねてから切ってる?


いや、それだけでは無いな。

これさぁ、1枚1枚が別々の調理法で調理されてんぞ!


調理には、焼く、煮る、蒸す、燻す、揚げる、生とあるって、転生さんの記憶にな。

これに干すが加えられている。


焼いた場合、身が白くなり香ばしくも、シッカリとした感じの身に焼き上がるみたいだ。

軟骨はシャキシャキってな!


逆に蒸すと、身が淡雪のごとくホロホロにな。

そして軟骨は、シャリシャリに。


煮ると身は汁を吸って、皮の内側で液状化してしまう。

軟骨はフルフル状態だな。


燻すと身と軟骨から水分が抜け、スモーキーな感じの燻製へな。

ガリッっう感じから、少し硬い歯ごたえを。


揚げると身はサクサクに、軟骨はコリコリってな。


そして干したのだな。

こちらは何故か、身と軟骨がシャクシャクっう歯触りに。

なんで?


で、生だが…身はシットリとしており、歯触りも悪くない。

軟骨は、ザクって感じだな。


全て生臭さもなく、非常に美味い。


確認のため、1枚1枚剥がして食べてみたんだがな、これさぁ、五感強化で味覚がアップしてなかったら、味の違いを感じられなかったかもな。


重ねる順番も考えられており、一口で食べたら、味の玄妙さと広がりに圧倒され、各々が違う調理にて仕上げた物を重ねたと、気付きもしないだろうよ。


で、味付けは、濃いめになっててな。

これがぁ、ビールへ非常に合う!


つい、飲み過ぎてしまうわっ!


これが、一品目かぁ。

圧倒される程に美味いんだが…量が少な過ぎるわっ!


だからさ、二品目へと。

こちらは外見から唐揚げと分かる。


だが、当然ながら、使われている肉については不明だ。

だから食ってみるが、ピンポン玉サイズだから一口だな。


この風味に味… ラムラゾールかぁっ!


しかし、やりおる。

転生さんの記憶にある、スッポンの唐揚げを超えるな。


そしてな。

肉でゼラチンを包んで揚げたらしく…中からスープがぁっ!

アチチチチッ!


熱いわいっ!

美味いわい!

どがぁ、なっちょるんならっ!


これさぁ、多分なんだがな。

ラムラゾールの甲羅部分のゼラチン質な箇所を、出汁と煮込んでゼラチンを溶かしてから冷やした後、ラムラゾールの肉にて包んだんだと思う。

しかも薄切り肉にて何重にも巻き、厚めの肉に埋め込んだんだろう。


そして、それを揚げたんだな。

これさぁ、アンドロイドだから作れるが、生身の人間には作れんだろ。


機械的な正確無比な動きが出来ないと、こんな小さな形へ形成できんだろうからなっ!


そして…ビールに、また合う!

思わず飲み干してしまったぜっ!

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