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脱出!生還!そして帰還へと、エピソード19

ジェームズ執事へエスコートされ、リムジンへ乗り込む。

っか、はぁ?

車内が二十畳くらいの広さなんですが?


車内としての容積を超えてますよね?

んじゃ、これ?


「この車はダイル様専用に御座います。


 毎年、ニューモデルが発表され、採用されるよう各社こぞって開発しておりましてな。

 今年に選ばれました、このモデルは、特に車内にこだわっておりますなぁ。


 最新の空間拡張魔術にて、車内空間を確保。

 重量制御および慣性中和の魔術にて、室内は走行中のストレスなど感じませぬ。


 家具も、こだわりの逸品なれば。

 ささ、どうぞ、御寛ぎ下さいませ」


なんか…そう言うことらしい。

そんで、高級そうな…いや、高級なんだろーなぁ。

そんなソファーへ座るとな、メイドさんが紅茶を。


いや、アンドロイドなんだろーけどさ、綺麗だな。

いやな、容姿もなんだが、所作が洗練されてんだよ。

良いな、メイドさん。


うん、俺は熊みたいな猫家政婦より、メイドさんだな。

っか、なんで家政婦が猫なんだよっ!


っかさぁ、凄い調度品なのは分かる。

素晴らしいよ、うん。

だけどなぁ…落ち着かんわっ!


人を落ち着かす、上品で、ハイソな調度。

確かに、そうなんだろう。

けどな、俺は平民、一般人なんだよっ!

気疲れすんわっ!


そんなん思って、しばし…


「おや?

 到着しましたな」っと。


はぁ?

速すぎね?


「道路封鎖を行い信号も優先なれば、多少は早く着きますな。

 では、ホテルへ参りましょう」


い、いや、ジェームズさん?

道路封鎖に信号操作って、アータ、何しとんの?


座ったばかりで、香り高い紅茶を半分飲んだだけで立つことに。

ある意味、慌ただしい?

まぁ、急かされては無いんだがな。


エスコートされて降りると、リムジンを護衛してたらしい車両の姿が。

いや、物々しいなぁ。

VIPの護衛みたいだ。

ん?

俺が護衛対象?

んな、アホなぁー


降りてホテル?の玄関口へと。

スタッフがズラリ並んで、お出迎えを。

誰を?

え?

俺ぇぇっ!


っか、何階建なんだ、このホテルっうか、塔。

え?

ビル?

さいですか。


上を見上げると、首が痛くなるほど高いんですが。


「創造神様。

 よくぞ、当ホテルへ。

 最大限に、お持て成しいたします」って、お偉いさんらしき方が頭を。


初っ端から、ブッ込んでくるなぁ。

創造神様って…止めてぇーだぁっ!


そんな俺の思いに気付かず、話しを続けてるな。


「当ホテルは、この都随一と謳われておる老舗でしてな。

 洋風や中華風の庭は、むろん、日本庭園も素晴らしいとの評価を受けております。

 夜はライトアップなどもしておりますので、後ほど御散策などされては、如何ですょう。


 さて、本日のお部屋は最上階となります。

 創造神様専用フロアにて、メンテナンス以外では誰も立ち入らないフロアとなっております。

 専属スタッフが、階下フロアへ待機しておりますので、御用の際にはテレフォンにて、お言い付け下さいませ」


よどみ無しに、スラっと告げよった。

やるなっ!


その後は、女性スタッフの案内にて移動を。

専用エレベーターにて最上階へと上がったよ。


降りたら部屋でした。

んじぁ、こりゃぁぁっ!

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