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鉱洞での採掘依頼、エピソード34

おっ!

森の出口か?

垂直な崖が見えて来た。


いや、アレは洞窟内ドームの壁なのだろう。

しかしなぁ、今回はお気楽なピクニックてぇ感じで、実にお気楽な移動だったよ。

まぁ、気遮断が機能してることが前提だがな。


っか、トレントの果実っうか、種を得られたのが、1番の収穫だろう。

いや、違う!

樹精霊さんを迎え入れることが出来たのが、1番だな!


様々な薬草も手に入った。

火精霊と地精霊による、砂を溶かしたガラス瓶を、手に入れられたしな。

薬草を水精霊、樹精霊、風精霊と、何故か雷精霊も参加しての調薬。

これをガラス瓶へと。


解毒と解麻痺の効果と、簡単な傷に病まで治すポーションとなっている。

これ、高値で売れるんじゃね?


薬草は、ある程度を残している。

元が有れば、樹精霊さんが増やしてくれるし、薬草を管理してくれるから、枯れることも無いのでな。


どの程度の効能があるのか、詳しくは分からない。

試す訳にもいかんのでな。


果物は全て腹に収まったが、代わりにポーション瓶が増えたな。

このポーション瓶だが、金属が溶かし込まれており、結構頑丈だ。

床へ叩き付けても割れなかったからなぁ。


精霊から試すように頼まれた感じがしたから、つい遣ったんだが…まさか傷も付かないとはな。

驚れーたよ、まったく。


そんな出来事もあった森から出る。

うむ、方向は合ってたみたいだな。


出口か、台座空間?、または次のエリアへ続くのか?

いい加減に出して貰えないかなぁ。


ここは明るかったが、今まで暗闇にいたから時間の感覚がな。

いや、ここも夜になることはないからなぁ。

時間感覚的には怪しいか。


正直、皆と別れて、どの位の時間が経っているのか不明だ。

早く皆の元へ戻りたいものだよ、まったく。


そんなことを思いながら洞窟へと。

隠し通路が無いかを調べながら進む。

そして気付いたら、次のエリアへと。


天井が高い洞窟で、壁にはオブジェみたいな装飾もな。

圧迫感は無いが、何かの遺跡だろうか?


そして気察知には反応しなかったが、生命探知とマナ感知に反応がな。

これ…アンデットか?


また明かりの無い暗闇エリアを、何かが徘徊している。

無機物で無いことは、生命探知で分かるんだが…

気察知に反応しないため、生き物ではあるまい。


ヤバいな。

アンデットは生命に反応する。

生きてる限り、ヤツらに気付かれるだろう。


いや、待て。

俺は生命探知が行える。

これまでの経験から言えば、生命遮断?も使えるのでは?


っか、生命遮断って…

生命が遮断されて死にそうなネーミングだな。

なんか嫌なんさじゃけど…

生探遮断にしよう、そうしよう。


俺の探知範囲が広いため、ヤツらの探知範囲に入ってないのか?

それとも本当に、ヤツらの探知を遮断しているのだろうか?

察知された気配は無いな。


姿を確認できて無いが、探知する限りでは、ヤツらの動きは緩慢だ。

ならば逃げることは可能だろう。


そろりソロリと、反応がある場所へと。

身を隠しつつ素早くな。

で、視認できる範囲内へとさ。


うん、ドラウルやんね。

干からびた死体がさ、鎧を纏って徘徊してる。

ポールウェポンである大斧やハルバード。

大剣に盾と剣を装備したヤツら。


弓持ちには、特に警戒が必要だろう。

っか、魔術師タイプも居るのかぁ。

滅多に居ないって、クランで聞いてたんだがなぁ。

見える範囲で3体も居るぞ。


ヤバ過ぎるだろ、これぇっ!

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