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良し!遺跡へ行こう!エピソード40

阻まれた俺は、即座に後方へ跳び退さる。


“ブォン”っう感じの風切音が!

うん、大剣が目の前をね。

っブネぇなぁ、をいっ!


両脇を盾持ちに守らせ、大剣使いが大剣を振いますか。

しかも、後方から矢が放たれるって…

なんて無理ゲー?


ってもな、前衛がデカい上に3体だろ。

射線を遮ってるからさ、そんなに矢は来ない。

来ないんだが…前衛の間から不意に矢が来るんだわ。

だから油断はできない。


うーん、盾が邪魔!

俺は縦持ちへと近寄り…素早く後退。


「閣下。

 加勢せず、本当に宜しいので?」


そんな事を分隊長がな。


「お主らが、か、のぅ?

 ふぅ。

 相手の力量を把握できねば死ぬぞい。

 明らかに、ソナタらの手に余る相手じゃな。


 我ならば加勢できようが…不要じゃろうて」


そんな会話が、後でね。

完全にギャラリーと化してますなぁ。

ギャラ取るぞ!


「不要?で、ございますか?」


分隊長が不思議そうに告げてる前で、盾が斜めにズリ落ちる。


「なっ!

 一体…何が!?」


したらクマさんがな。


「居合であるな。

 さきほどの接敵にて、斬り捨てとったぞ」


あ、見えてたんだ。


そう、さっきの接近で居合斬りを行い、盾を斬り捨てたって訳。

これさぁ、斬気を用いずに、技術だけで行うのは難しいんだよ。

まぁ、アレだけ亜空間にて扱かれたらさ、できるようになるけどね。


盾の素材が良かったのか、斬り裂いた箇所が落ちるまで時間が掛かったなぁ。

失敗したかと、焦ったじゃねぇかっ!


斬り裂いた盾が、別れ落ちたのを見極め、俺は再度近寄る。

盾に隠れていた魔導パペットが、丸見えだからな。

そら、截り裂くわさ、


素早く壊れた盾を持つ魔導パペットへ接敵!

壊れた盾の部分を抜け、横を擦り抜ける。


壊れた盾を持つ魔導パペットが、大剣待ちの行動を阻害する。

ゆえに、大剣持ちからの攻撃は無い。

狭い通路を塞ぐように、大型パペットを並べた弊害だな。


魔導パペット自体は、球形ボディへ人型ボディを乗せた形だ。

そのため擦り抜ける隙間は、十分あるんだわ。


そして、擦り抜ける瞬間に、居合にてパペットのボディと腕数本をな。

辻斬りよろしく斬り払った後、脇を抜けた俺は後方へ居た弓持ちへと。


矢が飛んで来たが、斬り払ったり、避けたりだな。

接敵した瞬間に、2体共に斬り棄てた。


後方を無力化した訳だが…

うん、なんてぇ間抜けな…


前衛さん達は、前方からの接敵しか想定して無かったんだろう。

後ろを振り向くのに苦労してんぞ。


そんな隙を晒してたらさ、的にしか見えないんですが。

先ずは大剣持ちへと。


うん、人型部分の腰部分が斬り易かったからさ、斬り棄てましたが?

こうなると、盾持ちしか残らない訳で…


攻撃方法の無い2体を斬って、消化試合の終了ってね。

後方へ抜けたら、一気にヌルゲーになったなぁ。

戦術間違えてね?、パペットさん達さぁ。

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