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鉱洞での採掘依頼、エピソード16

シャウラの群れる水辺を、シャウラスを避けつつ進む。

サナギへは、極力近寄らない。


刺激を与えなくとも、いきなり爆散するからな。

遠方だったが、何もないにも関わらず、いきなりサナギが爆散してシャウラスが現れたのには、ビビったよ。


まぁなぁ、アレ、孵化だからなぁ。

自然に孵化したんだろーけどさ。

嫌な孵化のしかただな!


つまりさ、サナギ近くを通ってると、サナギがいきなり爆散する場合があるって訳。

しかも、近くにサナギが有れば、連鎖して爆散孵化だな。

イヤ過ぎる!


そんなシャウラ、シャウラスとサナギの群れを抜け、ようやく次のエリアへと。

あー気持ち悪かったぁー


でさ、この仕打ちですか?

責任者ぁ、出て来いやぁっ!


うん、巨大な竪穴。

下、以前の俺なら見えんかったな。


いや、見えたら良いっう訳でもない。

竪穴の床にはさ、無数の白骨死体がね。


うん、落ちたんですね、分かりたくありません。


竪穴を迂回するルートは無いみたいです。

俺、終了のお知らせ?


いや、大丈夫。

ご安心を。

キチンとルートはあります。


ただ…

巨大な蜘蛛の巣を伝って、向こう側へ行かないとダメだがな。

幸い、縦糸も横糸も太い。


まぁ、横糸には、触れてはなんないよ。

横糸は粘着力あるからさぁ、身動きできんくなるから。


しかし、なんっーうデカい蜘蛛の巣だ。

人が普通に歩ける幅の糸って…


つまり、それだけデカいのか?

会いたくないものである。


だが、いきなり現れて対処不要とかなれば最悪だ。

だから姿は確認したい訳でな。


俺は小石を拾い投擲。

なるべく遠い横糸へとな。


したら…


ウゾゾゾゾって、蜘蛛が小石が当たった場所へ。

何匹いるんだってばよっ!


狼ほどの大きさの蜘蛛が現れ群がる。

そこへ上から巨大な蜘蛛が!


俺の胴体を軽く咥えられる牙を持った大蜘蛛。

大きさは、それで分かるだろ?

すんごく、大きい、で、す!


化け物かぁっ!

あんなん戦っても、絶対に勝てんぞっ!


しかもな、どうやらコイツらは食うのてはなく、吸うみたいだ。

糸に囚われた死体がなぁ。


皮膚の下を溶かされたのか?

皮膚と骨の死体が糸に包まれてな。

糸が劣化したのか、一部が見えてんだが…


うん、あちこちに繭がな。

シヤウラスらしき物が捕らえられた繭も。


あの中へ仲間として参加は、ご遠慮したいものである。


蜘蛛は糸の振動に反応して、獲物を感知する。

だから糸へ振動を与えてはならない。


今の状態なら、無事に糸を辿り、向こう側へ行けるハズだ。

だが、慢心はダメだ!


能力を得て、問題なく移動可能ならばだ。

何故、糸に捕らえられた死体がある?

下に落ちてる白骨死体は、なんだ?


これらから鑑みるに、何かの落とし穴がありそうだ。

まぁ、試す気はないがな。

俺は死にたか無いのでさ。


慎重に縦糸へ足を乗せる。

うん、強度に問題はないみたいだな。


急がず慎重に、だ、俺。

しばらく順調に進む。


っと、縦糸へ粘着物質が付着してんな。

軽く飛び越える。


元々の体技を使用し、ソフトに着地。

素早く辺りを伺う。


異常は、無いな。


そんな感じで進む。

時には蜘蛛の横を擦り抜けながらな。


間近に見た狼大の蜘蛛。

気持ち悪いぜっ!

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