激闘?亜人討伐!なにそれ、美味しいの?エピソード45
契約した式神の皆んなは、亜空間へ召喚した際には、非常に驚いてたよ。
だが、今では、大分馴染んでるな。
まぁ、一部の方々はなぁ。
蛟様は龍神トキ様に絡まれて、あの侭でさ。
うん、固まってんなぁー
蛇は変温動物でさ、汗を出す汗腺はない、ハズだ!
ハズだよね?
蛟様?
そのダラダラと流れる汗は、何処から出してんの?
うん、任せた!
そして、修羅童子である外道のヒデさんなんだがな。
風神のヒロ様と雷神のキヨ様と語らってらっしゃる。
非常に仲が良い?ようで…
たまに拳で語り合うのは、どうなんだ?
そして、卜伝様だが…
素戔嗚尊様に、猛烈アタックを。
いや、人の式神をナンパしないで下さいな。
困ったなぁ。
したらな、スンゴイ美女とイケメンが現れてさ。
素戔嗚尊様を叩いたぁっ!
いや、マジ!
大丈夫なの、それ!
「ほほほっ。
ウチのヤンチャな弟が、迷惑を掛けましたわね。
卜伝でしたか?
お詫びに、私の加護を与えてましょう」
「滅相もありませぬ。
私はダイル様へ仕える身にて、主を差し置いては…」
止めてぇー、巻き込まないでぇー
「ふむ。
あそこで、ソナタを心配しておる優しい主人であるな。
ならば、主従ともに加護を授けましょう。
私は、天照大御神。
神事が滞るため帰りますが、弟が何かしたら呼びなさい」
あ、帰られた。
「うむ。
姉上が加護を与えるなれば、我も与えよう。
我は月読尊なり。
天照大御神の弟にて、素戔嗚尊の兄である。
弟が、何かしたら呼ぶが良い」って、帰られたよ。
うーん。
ここ、時加速してるんだけど、なんで急いで帰られたんだろ?
不思議に思ってると、背後からな。
「なにを、不思議そうにしとるんや?」って、声がさ。
いや、俺に悟らせずに、背後から声を掛けんで下さいやぁ!
修行不足?
無茶言うなぁ!
いくらなんでも、神であるウカ様の気配を悟れるかっ!
飛び上がる程に驚いたが、息を整えてっと。
あ、クツクツ笑ってらっしゃる。
確信犯だな、こりゃ。
「いや、お2人…2柱様?
面倒だから、お2人で許して貰いますが、直ぐに帰られたでしょ?
ここって時加速してるのに、なんで慌てて帰られたのかが?」
したらな。
「確かに、この空間の時は加速しとるなぁ。
せやけどな、あちらさんの執務空間は、さらに時が加速しとるさかいに、こないなトコでモタモタしとう無いんちゃう?
高天原よりは時間の流れが早いさかい、アテは助かっとるがね」
ああ、高位の神様が創る空間なら、あり得るかな。
「真面目過ぎんだよ、姉貴と兄貴はさ。
俺もなぁ、時加速した空間で仕事してっぞ。
決まった仕事終えたら、後はフリーで良いんじゃね?
仕事は見付けてすることって…永遠に終わらんわっ!
ある程度の決めた仕事を終わらせたら、後はフリー!
これだぜ!
仕事には、メリハリ付けんとなっ!」
あ、働いてらっしゃったんだぁー
プーされてると、思ってたよ。