表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
125/200

激闘?亜人討伐!なにそれ、美味しいの?エピソード25

さて、妖怪では無いけど、妖気が扱える、ダイルです。

こちらは扱えるようになったから、聖気を覚えよう!

千智婆ちゃんが、そんな事を言い出しました。


いや、無理っしょ!

聖気ってのを感じるには、それを知らなきゃ。

つまり、聖気がないと、感じる事も出来ない。


だから不可能って、思ってた時もありました。


「ダイちゃん、良い?

 これが、聖気さね」


はい、千歳婆ちゃんが、聖気を発してらっしゃいます。

いや、婆ちゃん?

アナタは、妖狐じゃ無かったけ?


「いや、感じられたし、扱いも分かったよ。

 妖気の真逆だからさぁ。


 でも、婆ちゃん?

 なんで聖気を扱えるんだよ?

 妖狐だよね?」


そう聞いたらさ、婆ちゃんがね。


「うーん。

 正確には妖狐じゃ無いんだよ。


 私はね、宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)の眷属生まれさね。

 一応は、神の眷属に連なる末さ。


 まぁ、里を飛び出した子を連れ戻す口実で、里を抜け出したんだけどね。

 あんな変化のない里、退屈過ぎてイヤだからねぇ」


いや、抜け出したーって、婆ちゃん?


「だからさ、神気は無理でも、聖気や仙気ていどなら、私にも扱えるからね。


 まぁ、抜け出したってもさ。

 半ば里の公認さね。

 なんたって、宇迦之御魂神様からは許可頂いてるからさ。


 里長が五月蝿いだけだから、無視しときゃ良いさね」


はぁー、婆ちゃんって、凄い存在だったんだなぁ。


「ちと待ってくだされ。

 そうなると、九尾もですかいのぅ?」


ん?

爺ちゃん?

どったの?


「ああ、あの子の悪行ね。

 あれ、タヌキ共から受けた濡れ衣だから。


 あの子が綺麗で優秀って持て囃されてね。

 それに嫉妬して、罪を擦り付けたって訳。


 アヤツらも妖狸だからねぇ、妖術を使える。

 それで、あの子に化けて悪行をね。

 さらに、人心を操ったりさ。


 追い詰められて曙国に逃げ込んだら、追い掛けて来てね。

 さらに追い討ちさね。


 腹が立つから、石に封印してやったよ。

 あ、蘭華(らんか)が九尾だよ。

 まぁ、今では十三尾だけどね」


ほへぇ。

なんか知らんが、壮大なドラマがあったらしい。

東洋では有名な話しなのだろうか?


しかし化け狸共、やる事がエグ過ぎん?

まさに悪行の限りっうヤツやんね。


詳しい話しを聞いて、胸糞悪くなったぜ。

まぁ、ソヤツらの里は、千智婆ちゃんが滅ぼしたみたいだけどさ。

そりゃぁ、そこの里長指示で、里の総意っうんだから仕方ない。

悪行で得た富で、里を潤わせていたみたいだし、自業自得だな。


しかしなぁ、聖気は感じかれたんだが…


「これって、扱いが難しくね?」


そうなんだよ。

聖気って妖気と違って扱い難いのなんのって。


まぁ、その分、扱えたら強力だし、色々と応用がな。


「いやいや。

 既に、そこまで扱っておいて、何が難しいのさ。

 本当に呆れるねぇ、この子には」


てへ。

照れますなぁ。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ